【レスリング】来年は女子62キロ級で直接対決も?元木と尾崎が互いへのリスペクトを語る
今夏のパリ五輪に出場したレスリング女子フリースタイル62キロ級金メダルの元木咲良(育英大助手)、同68キロ級銅メダルの尾崎野乃香(慶大)が22日、全日本選手権が行われている東京・国立代々木競技場第二体育館で取材対応。元木は1年を振り返り、「一番うれしくて濃い1年だった。たくさんの人のおかげで金メダルを獲れた」と感謝した。 【画像あり】 【レスリング】慶大レスラー尾崎野乃香「全く考えていない」28年ロス五輪挑戦階級は今後も熟考 今大会にはパリ五輪代表で唯一出場し、元木と同じ元々の階級である62キロ級で優勝を飾った尾崎も「今後のレスリング人生で大事になる(1年)」と回想。来年に向けては「出場すると決めた大会は優勝したい。海外遠征もしたいし、1年を笑顔で過ごしたい」と話した。 尾崎は28年ロサンゼルス五輪を目指すことを明言しているが、階級については明言せず、本格的に選考レースが始まる26年12月までは熟考する考えを示している。一方の元木は現役は続けるものの、ロス五輪を目指すかどうかは態度を明らかにしていない。いずれにしても、来年は再び62キロ級で直接対決する可能性があり、五輪メダリスト同士の注目の対戦になることは間違いない。 この日は並んで取材に応じ、和やかな雰囲気を漂わせた2人。元木は「尾崎さんは私が勝てない時期に輝いていた。いつか同じ舞台で戦いたいと思っていた。五輪は同じラインで戦えた」とリスペクト。尾崎も「常に頑張ろうという気持ちにさせてくれる存在」と話し、ライバルのありがたみを実感している様子だった。