衆院選の投開票まで残り2日です。各候補者は高知県内各地で舌戦を繰り広げています。25日は改めて、衆院選の構図と各陣営の戦いについて、今橋記者の解説でお伝えします。 【写真を見る】【記者解説】27日投開票の衆院選　高知1区・2区のいま　争点は?戦いぶりは?有権者の反応は? （今橋広海 記者） 「よろしくお願いします」 まず、衆院選の高知1区に立候補しているのが、こちらの2人。届け出順に、12期連続の当選を目指す自民党の前職 中谷元（なかたに・げん）さんと再び国政を目指す立憲民主党の元職 武内則男（たけうち・のりお）さんです。 高知2区がこちら。10年ぶりの国政挑戦となる共産党の新人 浜川百合子（はまかわ・ゆりこ）さんと2期目を目指す自民党の前職 尾﨑正直（おざき・まさなお）さんです。 まず今回の衆院選についてですが、1区は自民党対立憲民主党。2区は自民党対共産党と、いずれの選挙区も、与野党の一騎打ちの構図となっています。 今橋さん、選挙戦での主な争点はどのようになっていますか? 大きな争点の一つが、「政治とカネ」の問題を巡る「政治改革」で、それぞれの候補が演説でも訴えています。そのほか、物価高をはじめとした「経済対策」、さらに「社会保障」や「子育て支援」など、暮らしに関する内容も、それぞれの候補が目指す姿を口にしています。 選挙戦も残りわずかとなりヒートアップしているところですが各陣営はどのように選挙戦を進めていますか? 高知1区の中谷さんは防衛大臣の公務のため期間中、選挙区には入っていません。そのため、支援する市長や議員らが「地方創生のため、国のど真ん中で仕事を」と、総力戦で支持を訴えています。 武内さんは「政治とカネ」の問題を批判し、「政治が変われば政策が変わる」と訴えています。有権者を見かけるたびに選挙カーを降り「政治をあきらめないでほしい」と声をかけ続けていました。 高知2区の浜川さんは、有権者の悩みに耳を傾け、政治に反映させようと動いています。個人演説会も開く中で直接有権者の声や相談を聞くスタイルも印象的でした。