「ジョージ・クルーニーは最低?」 サンドラ・ブロックらが映画「ゼロ・グラビティ」来日会見
宇宙空間の映像表現に注目が集まるこの作品だが、一方で、ヒューマンドラマとしての側面もある。サンドラ演じる主人公の女性は、つらい過去を持ち、強い喪失感を感じながら人生を生きていた。そうしたキャラクターの内面の描写は「映画に深みを与えた」とサンドラは言う。「生きがいを失い、喪失感の中、果たしてこの人は生きていくのか、生きるためにどう闘っていくのか、非常に苦労している。人間が一生懸命に闘っている姿は人々を引きつける」と主人公の生き様に共感を寄せた。キュアロン監督は、そんな主人公のバックストーリーは、サンドラの発案で付け加えられたものだと明かした。 この日は登場しなかったが、サンドラと共演のジョージはプライベートでも仲がよい関係。ジョージのことを、サンドラは「最低! 意地悪だし、常に遅刻するし」と悪口で評し、笑わせた。ただ本心は真逆で「彼は輝かしくて魅力的で楽しい。同時にあれほど仕事をする人は見たことがないというくらい、週に7日、1日24時間仕事をしている。そして私たちを助けようという気持ちが常にある。皆さんが思っている以上に本当にすばらしい人」と絶賛。2人の仲のよさを改めて感じさせた。 映画は、12月13日から全国で公開される。