電撃移籍もあり得る!? 阪神のトレード注目選手(6)2桁勝てる“元エース”だが
今季は球団史上初のリーグ連覇を狙う阪神タイガース。しかし、主軸の大山悠輔や佐藤輝明が打撃不振に苦しみ、一時は二軍落ちになるなど不測の事態も発生している。7月31日までがトレード可能期間となるが、緊急補強に動く可能性も考えられるだろう。今回は、阪神のトレード候補となり得る選手を紹介する。(※今季成績は7月10日時点)
秋山拓巳
・投打:右投左打 ・身長/体重:188cm/101kg ・生年月日:1991年4月26日 ・経歴:西条高 ・ドラフト:2009年ドラフト4位 過去に3度、2桁勝利を達成した秋山拓巳だが、近年は低迷している。 2009年ドラフト4位で阪神タイガースに入団。一軍定着までやや時間を要したが、プロ8年目の2017年に台頭。同年は先発ローテーションの座を掴み、25試合の登板で12勝6敗、防御率2.99の好成績を収めた。 2020年には11勝、2021年は10勝と2年連続で2桁勝利をマーク。ストレートの球速こそ速くないが、高い制球力を武器に打者を打ち取ってきた。 しかし、2022年は打ち込まれる場面が増え、わずか5試合の登板で1勝3敗、防御率5.48と低調な結果に。 昨季はファームで2年連続の最多勝を獲得したものの、一軍ではわずか2試合の登板に。同年はチームがリーグ優勝・日本一に輝きながらも、戦力になることはできなかった。 今季はここまで一軍登板がなく、ファームでも11試合の登板で防御率6.70と大きく成績が下降。被安打数も投球回を大きく上回っている。 チームの投手層は厚く、リリーフ陣に目を向けても桐敷拓馬や富田蓮などの若手が躍動。33歳を迎えた秋山にとって、この状況は厳しいものがある。 先発として活躍した実績を持つだけに、新天地で再起をかけるのも1つの選択肢になるだろう。
ベースボールチャンネル編集部