【山口天気 夕刊1/9】ひと晩で「北国」のように…市街地も広く積雪・凍結へ 強烈な冷え込みにも注意を
●強烈寒波ピーク…一晩で県内広く北国のような景色に ●山間部ほど大雪、市街地も広く積雪・路面凍結注意 車の運転は交通の混乱など十分注意 ●10日(金)朝は強烈な冷え込み 水道管凍結対策も万全に ==========
きょう9日(木)の県内は強まる季節風に乗って次々に雪雲が流れ込み、山間部から積雪が増え始めました。そして夕方頃から一段と雪雲の流れ込む勢いが強まり、山口市中心部など内陸の市街地も、徐々に雪化粧が始まっています。
強烈寒波のピークを迎えることで、夜中は激しい風とともに、いっそう活発な雪雲も次々に流れ込みそうです。あす日中になると寒波は峠を越え、次第に雪雲の流れ込む勢いはおさまってきそうですが、一晩のうちに県内広く、まるで北国のような景色になる所が多くなっていく、とみられます。
あす10日(金)にかけて降る雪の量は、多い所、山地で25センチ、平地10センチと見込まれ、沿岸部も、萩、下関、宇部、防府、周南あたりまで積雪のエリアが広がりそうです。
山間部は車のタイヤが埋まるほど急激に積雪が増えるおそれがあり、市街地も広く積雪、路面凍結で道路が大渋滞なども心配されます。車の運転はくれぐれも慎重な判断を。また、徒歩での外出も滑りやすくなる足元に気を付けて、ゆっくり歩くようにしてください。
また、強烈な冷え込みによる水道管凍結にも注意が必要です。あす10日(金)朝、さらに、あさって11日(土)の朝と、各地で凍り付く寒さを見込んでいます。洗濯機のホースや給湯器などの中の水の抜き忘れも気を付けて。 また、降る雪が落ち着いてからも、「ブラックアイスバーン」という雪が解けて濡れた路面に見えて、実は凍結して滑りやすい路面にも十分お気を付けください。
このあと夜中のうちに急激に積雪が増え、10日(金)朝には、山間部ほど靴が埋まるような雪深さに。市街地も広く雪が積もりそうです。また、朝は各地で凍り付く冷え込みにもなるでしょう。 日中は次第に雪の勢いはおさまりそうですが、冷蔵庫並みの凍える寒さは続きます。
強烈寒波は峠を越えても、週末にかけて余韻は続きます。土曜日も、朝の冷え込みは強烈で、再び水道管凍結への注意が必要です。 日曜日は気圧の谷の通過で天気がぐずつき、基本は冷たい雨が中心も、雪交じりとなる時間もある、と見ています。 (KRY山口放送 気象予報士 山本昇治)