養殖サンゴを緊急保護、沖縄北部豪雨で赤土40センチ堆積 国頭漁協から美ら海水族館へ
【国頭・本部】本部町の沖縄美ら海水族館を運営する沖縄美ら島財団は7日、11月の北部豪雨で赤土の被害を受けた国頭村漁協の養殖サンゴを緊急保護した。保護したのはミドリイシ類のサンゴ約5種10群体。 【写真あり】今井絵理子政務官、沖縄のデニー知事と面談 「先手先手でちゅうちょなく災害救助法を」 北部の豪雨災害受け視察
被害を受けた国頭漁協が同財団に保護を要請した。養殖場の環境が改善されるまで沖縄美ら海水族館の予備水槽で育てる。 美ら島財団の担当者によると、国頭村漁協のサンゴ養殖場は、辺土名漁港の沖合にある。11月の北部豪雨で大量の赤土が養殖場に流れ込み、最大で40センチほどサンゴの上に堆積しているという。 同財団水族館統括の佐藤圭一さんは「初めての事例だが、救出されたサンゴは、よりよい環境で育てていきたい」と話した。 (金城大樹)
The Ryukyu Shimpo Co., Ltd