「ピュアな彼には露骨な感じに映った」…佐々木朗希 ロッテとの契約更改ゴタゴタの”ウラ側”
「年末から年始にかけて球界の話題をさらったのは、ロッテの佐々木朗希(22)だけが契約未更改という事実でした」(スポーツ紙記者) 【画像】すごい…!「カネもらいに来たの?」巨人・坂本勇人「裏切りのベッド写真」 最終的には、1月26日に現状維持となる推定年俸8000万円で契約し、27日に会見したが、ロッテと朗希との間の「ただならぬもの」が浮上したのは、昨年12月上旬のことだった。 「それは、『朗希はポスティングシステムによる’23年オフのメジャー移籍を球団に要望しているが、球団は容認しないだろう』というものでした。朗希のメジャー希望はかねて言われてきたことなので特に驚くことではなかったですが、ポスティング申請の締め切りが12月15日に迫る中で漏れてきた話だけに『明日にでもメジャーに行きたい朗希vsとりあえずこのオフにはメジャーに行かせるわけにはいかない球団』という対立の構図が顕在化してしまいました」(同前) 案の定、球団は昨オフでのポスティングを認めず、朗希との契約も更改されないまま越年。さらに、ほんのひと握りのベテラン選手などを除いて加入する日本プロ野球選手会を朗希が脱退していた事実が報じられた。 「もちろんロッテとしてもたいていの球団同様に、海外FA権を行使してメジャーに渡った場合、旧所属球団への金銭・人的補償がゼロなので、譲渡金アリのポスティングの方がよいと考えています。しかし朗希が仮にすぐに海を渡った場合、『25歳以下、海外プロリーグ在籍6年未満』に当てはまり、現状、年間575万ドル以下の契約となってしまいます。その辺りもふまえて球団側は時期尚早と伝えているようで、それはある程度、真っ当な言い分に聞こえますね」(同前) そんな中で、朗希の球団に対する不信感も聞こえてきていた。 「ロッテに限りませんが、オーナー側の思いや考えが球団経営に色濃く反映されるところは当然あります。やはり、まだまだ朗希にロッテでもっと稼いでもらいたい、もらわないと困る…といった思いがあるようなのですが、そういったことが朗希の耳にも入っていて、ピュアな彼には露骨な感じに映っている可能性がありますね。直接会って話をすれば何ということもない類のことのようにも見えますが、なかなかそうもいかないということでこじれてしまったのかもしれません」(同前) スーパースターのメジャー行きは不可避だとして、彼がいる間にできるだけ球団に寄与してほしいと考えるのは自然なことのようにも見える。 「朗希の家族らに食い込むIT経営者の存在なども報じられていて実際のところはよくわからないものの、このままでは朗希ブランドが毀損しかねない事態が近づいていた1月26日になって契約に漕ぎ着けたのでした」(同前) ロッテの球団本部長は時間がかかった理由に「代理人を通じての交渉」を挙げ、朗希がゴネているわけではないと説明していた。 「早期のメジャー移籍の確約か、それに近いものを求める朗希と、おいそれと出すわけにはいかない球団。その綱引きのようなものはあったと見られています。良くも悪くも朗希は真っ直ぐなキャラクターで、より高いレベルでプレーしたい。それを代理人側から見て実現させてやろうとなると、アクロバットというかやや無理なやり方をする必要も出てくるのかもしれません」(同前) 相前後して大リーグ公式サイトは朗希を指して、「早ければ次のオフにポスティングされる可能性もある」と報じている。 「大リーグから見て、『投げてもらいたい日本人投手』をランク付けすると間違いなくトップに来ているのが朗希です」(同前) 「3・11」の津波によって父親と祖父母を亡くした朗希が球界を代表する投手となり、海を渡るというのは、多くの人の心を打つストーリーだ。それだけに、誰もが応援できるシナリオを期待したいところだろう。
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