年賀はがき搬入 過去最少の発行数 年賀状を出す習慣は平安時代から
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2025年用の年賀はがきが、仙台中央郵便局に搬入されました。発行枚数は全国で約10億7000万枚と過去最少です。
仙台中央郵便局には、午前9時ごろ約84万枚の年賀はがきが搬入されました。 年賀はがきは2025年の干支のヘビが描かれたものや、宮城県版としてヘビにちなんで岩沼市の金蛇水神社の鳥居が描かれたものなど7種類が用意されました。 年賀はがきの全国での発行枚数は年々減っていて、2025年用は過去最少の約10億7000万枚と2024年より4億枚ほど少ないということです。 10月から30年ぶりに郵便料金が引き上げられたことに伴い、値段は63円から85円に値上げされました。 仙台中央郵便局総務部石川義喜部長「年に一度ではありますが、ずっと思いを伝えていく手段として年賀はがきをご利用いただきたい」 年賀はがきの販売は、11月1日から全国一斉に始まります。 年賀状を出す習慣は、いつごろから始まったのでしょうか。日本郵便によりますと歴史はかなり古く、平安時代にさかのぼると言われています。 明治初期の年賀状です。郵便制度が発足した明治時代に上流階級の人々や知識人を中心に年賀状が出されるようになりました。当時は、和紙などに書いた年賀の言葉を封書で送っていたそうです。 明治6年、1873年に発行された日本初の郵便はがきは、現在の往復はがきのように二つ折りでした。当時は厚手の紙が作れなかったことから、紙の強度を増すための工夫だったそうです。 郵便はがきが登場すると、はがきで年賀状を出すことが主流になっていきました。 年賀状をやり取りする際の楽しみでもあるお年玉付き年賀はがきは昭和24年、1949年に発行されました。 第1回の景品は特賞がミシン、1等がウールの洋服地、2等が学童用グローブ、3等が学童用の傘でした。 お年玉付き年賀はがきの発売を機に、年賀状の取扱量は急激に伸びていきます。2003年にピークを迎え、発行枚数は約44億6000万枚まで増えました。 しかし、そこからは減少し2024年の発行枚数は10億7000万枚と、この20年で4分の1ほどまで減りました。 年賀状離れが進む中で、10月からは30年ぶりに郵便料金が引き上げられたことで年賀はがきも63円から85円に値上げとなります。
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