映画「世界征服やめた」のワールドプレミア上映イベントに出席した左から北村匠海、萩原利久、藤堂日向＝東京・台場

俳優、北村匠海（26）が27日、東京都内で行われた初監督映画「世界征服やめた」（来年2月公開）のワールドプレミア上映イベントに出演俳優、萩原利久（25）や藤堂日向（28）と出席した。 初めて企画・脚本も担当した北村は2021年3月から製作を始め、「役者としてたくさん脚本を読んできたのに自分で書くと難しい。難産でした」と吐露。今作の上映時間は約50分だが「最初は5分の脚本だった」と明かし、「その後、長編でという話が来て1時間半で書いたら、予算などで無理になった。そこから好きな尺で思いのままに書いたのが30分の脚本。編集して気づけば51分になっていた」と振り返った。 撮影現場では「役者に寄り添える監督に」と心掛けていたといい、次作については「実は（脚本を）書いている。実現するかは分からないけど、蓄えとして書いているものがあるので、ライフワークとして続けたい」と宣言。さらに「エキストラの皆さんに芝居をつける助監督をやりたい」と新たな目標も掲げた。 私生活でも親交のある萩原は、内向的な社会人の主人公役で出演。「全然知らない北村匠海を突きつけられた」と絶賛し、「匠海は10年後、何をしているのか。無限に肩書が増え続ける気がするので、新たな拓海に出会いたい」と願った。