芸妓が初舞…穏やかに迎えた新年祝う お座敷遊び体験も 福井県あわら市で「新春舞踊」
芦原温泉芸妓(げいぎ)協同組合による「新春舞踊」が1月2日、福井県あわら市の温泉施設「セントピアあわら」で開かれた。穏やかに迎えた新年を祝い、黒紋付き姿の5人の芸妓が初舞を披露した。 同組合の十八番で、素囃子(すばやし)長唄「あわら越後獅子」で幕開け。5人が奏でる三味線、笛、太鼓の音色が、会場を華やかな雰囲気に包み込んだ。 続いて祝いの席で舞う「中村三番叟(さんばそう)」、長寿と繁栄を願う「松のみどり」をあでやかに披露。最後の「花笠音頭」では観客も手拍子で楽しんだ。演目後は、観客を舞台に上げてお座敷遊び体験が行われ、じゃんけん遊び「おまわりホイ」で盛り上がった。 恒例行事だが昨年は能登半島地震の発生で中止になった。同組合の武田圭子代表理事は「少しでも明るく前向きな気持ちになってもらえたら」と話していた。
福井新聞社