「オール電化」で二人暮らしの場合の電気代は、月約1万4000円!ここから費用を抑えるには?
オール電化とは、自宅で使用するすべてのエネルギーを電気でまかなう仕組みのことです。屋内で火を利用することがないため、安全性の高さが期待できますが、近年の電気代高騰を受けて、オール電化にするかどうかを悩んでいる人も多いのではないでしょうか。 今回は、二人暮らしでオール電化を採用した場合の電気代の目安を紹介するとともに、月々の費用を抑えるポイントもあわせて紹介します。
【オール電化】二人暮らしの電気代を把握しよう
自宅をオール電化にするとガス代がかからず、基本料金を電気代に一本化できる魅力があります。しかし、近年の電気代の値上がりを受けて、自宅をオール電化にするかどうかを迷っている人も多いことでしょう。 ここでは、二人暮らしと仮定して、オール電化にした場合の月々の電気代を紹介します。 ■電気代はおよそ月1万3406円 関西電力が公表しているオール電化世帯人数別の電気代平均額によると、オール電化で二人暮らしだと電気代はおよそ月1万3406円です。 総務省統計局が発表している「家計調査報告(家計収支編)2022年(令和4年)平均結果の概要」によると、二人以上の世帯における電気・ガス・他の光熱の費用が発生する一般住宅の合計光熱費は1万9317円のため、オール電化のほうが光熱費を抑えられると考えられます。 ■季節や地域によっては電気代が月10万超え 先述したように、平均光熱費は、一般住宅よりもオール電化のほうが抑えられることが分かりました。しかし、あくまでもこちらは平均の光熱費であり、地域や季節によっては電気代が急激に上昇する場合もあります。 例えば、北海道や東北などの寒冷地では、冬の電気代が月10万を超えることもあるようです。一般的に冬場は、水温や気温の影響により、どの地域でも電気代やガス代が上昇しやすい傾向があります。 夏場に、水温が20度前後の水道水を40度まで上昇させる場合と、冬場に、10度以下の水道水を40度に上昇させる場合とでは、必要な熱エネルギーが変わるためです。