ランナーたちはどんな思いで42.195キロに挑むのか…1万人が目指したフィニッシュ地点で聞いたそれぞれの「走る理由」
2人そろって出場!きのう結婚報告を終えたばかりのカップルは
トップランナーのフィニッシュから40分。ナンバー10156、こちらの男性。 「今回お付き合いしている人と一緒に走りました」 愛媛マラソンは初挑戦。今回、大洲出身の彼女とともに出場したという河原大基さん。 「実はお付き合いをしている方のご両親に昨日ご挨拶に行ってきました。結婚の報告をしてきた次の日のマラソンだったので」 去年12月に交際中の彼女・鈴果さんにプロポーズ、そして昨日、結婚のあいさつへ… Q.ドキドキ度合いとしてはどちらが高かった? 「やはり挨拶の方がドキドキしました」
大基さんのフィニッシュから30分、鈴果さんも無事に完走です。 大基さん: 「よく頑張ったー!頑張ったね!お疲れ様」 鈴果さん: 「きつかったね」 2人とも自己ベストでのフィニッシュとなりました! 鈴果さん: 「明日両家で顔合わせをします。堂々と胸を張ってご挨拶ができると思います」
そして翌日、ランニングウェアから一転、鈴果さんは振り袖、大基さんはスーツに身を包み無事、両家の顔合わせが行われたということです。 今度は、夫婦としての出場を楽しみにしていますね。
子どもたちの期待を背負って 人口270人の島から出場の校長先生は
ゲートの真ん中でフィニッシュしたオレンジの手袋に眼鏡の男性は得能健二さん。 「厳しかったですね~痛みがある状態で走ったので」 得能さんは、全校児童6人、宇和島市にある日振島小学校の校長先生です。
学校では毎週2回朝に5分間走を行い、子どもたちと声をかけ合いながら汗を流してきました。 得能さん: 「すばりって言ったらサブ3.5」 目指した3時間半は… 「結果は3時間44分28秒。今年は子どもたちの応援もあったので何としてでも(3時間半を)切りたいと思っていたんですけど」 目標にはあと一歩及ばずでしたが。
得能さん: 「昼休みに一緒に走っている子がいるんですけど、その子が今日来て応援してくれて一緒にちょっとですけども伴走してくれたのがとても嬉しかったです」 島の小さな小学校、大会前も、大会当日も校長先生の背中を押し続けたのは子ども達でした。