横浜FMがACLEリーグステージ突破に一歩前進! 国内カップ決勝に備えて主力温存の浦項に2-0勝利
[11.27 ACLEリーグステージ第5節 横浜FM 2-0 浦項 横浜国] AFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)は27日、リーグステージ第5節を各地で行い、横浜F・マリノスが浦項スティーラーズ(韓国)を2-0で破った。週末に国内カップ決勝を控えるため大幅にメンバーを入れ替えた浦項に対し、攻めあぐねる時間が目立ったものの、なんとか2点を奪って勝利。3勝1分1敗の勝ち点10で3位に浮上し、リーグステージ突破に一歩前進した。 【動画】アウェー中国戦の裏で起きていた珍事…日本代表FWがSNS上の声に反応「わざと」 横浜FMは16日のJ1リーグ前節・磐田戦(◯4-3)以来の公式戦。3日後の30日には次節・湘南戦を控えているが、FWアンデルソン・ロペス、FWヤン・マテウスら主力選手を中心に先発起用した。一方の浦項は30日に蔚山HDとの韓国FA杯決勝を控えているため、主力選手は日本遠征に帯同せず。高校3年生世代の18歳FWキム・ミョンジュン、U-23韓国代表の21歳MFキム・ドンジンらを先発に抜擢した。 試合は立ち上がりから横浜FMがボールを握り、5-4-1の守備ブロックを敷く浦項を押し込んだが、ゴール前をガッチリ固められたことで目立った決定機はなし。前半27分、ボランチ起用のDF小池龍太からの縦パスを受けたFW西村拓真が振り向きざまにシュートを狙い、ようやくビッグチャンスを作ったが、これは惜しくも左に外れた。 その後もヤン・マテウスのミドルシュート、A・ロペスのヘディングシュートがGKに阻まれた横浜FMだったが、前半41分に相手のミスから先制に成功した。GKからの配球をDF松原健が右の高い位置で奪い、味方につなぐと、A・ロペスのパスにヤン・マテウスが反応。冷静なワンタッチシュートでゴール左隅へ押し込んだ。 なおも主導権を握る横浜FMは後半6分、ヤン・マテウスのドリブル突破で右サイドを崩し、スルーパスを送ると、これに反応した西村がゴール前に折り返し、FWエウベルがトリッキーなダイレクトシュートで押し込む。しかし、ここはオフサイドの判定。ヤン・マテウスがパスを出した時点で西村が相手の最終ラインの裏に飛び出しており、ゴールは認められなかった。 その後は1点リードの横浜FMが21歳のDFチェ・ヒョンウンを中心とする相手守備陣を攻めあぐねる中、浦項がウイングバックを有効に使った攻撃で何度かカウンター攻撃を試みる。だが、横浜FMの守備陣はこれを冷静にいなすと、同アディショナルタイム5分に追加点。セットプレーで松原が獲得したPKをA・ロペスが決めた。 ところが後半アディショナルタイム6分、今度は横浜FMが松原のファウルでPKを与え、失点のピンチ。だが、18歳のキム・ミョンジュンのキックはGK飯倉大樹がセーブした。試合はそのままタイムアップ。横浜FMは無失点のまま勝利し、リーグステージ3位に浮上した。