大谷翔平のMVPオッズが急上昇（ロイター＝USA　TODAY　Sports）

　ドジャースの大谷翔平投手（29）は17日（日本時間18日）に敵地デンバーでのロッキーズ戦に「1番・DH」で先発メンバーに名を連ねた。開幕から1番で出場してきたムーキー・ベッツ内野手（31）が16日（同17日）のロイヤルズ戦の7回に死球を受けて、左手骨折。10日間の負傷者リスト（IL）に入った。長期離脱が避けられない状況にロバーツ監督は大谷を1番で起用する意向を示していた。 　MLB公式サイトのファン・トリビオ記者は自身のX（旧ツイッター）に「デーブ・ロバーツ監督はムーキー・ベッツが欠場するため、大谷翔平は右投手に対して先頭打者になると語った。左投手に対しては決めておらず、そのままにしておく可能性もある」と投稿した。 　また、皮肉なことに大谷のナ・リーグMVP獲得の予想オッズが急上昇している。開幕直後からナMVPレースの大本命と見られ、1番人気だったベッツが左手を骨折したニュースを受け、状況が一変。「ファンドゥエル」「ドラフトキングス」「BetMGM」「ESPN　Bet」「ファナティックス・スポーツブック」など、ほとんどの米スポーツベッティングサイトで、大谷がナMVPオッズのトップに躍り出た。 　米ヤフースポーツは「ムーキー・ベッツ欠場により、大谷翔平がナ・リーグMVPの最有力候補に」と題し、16日の段階では「BetMGM」のオッズが「＋425」だった大谷が「＋185」にハネ上がり、それまでトップだったベッツが＋2500に急落したと伝えた。 　FOXスポーツによれば「ファンドゥエル」では10日（同11日）の段階で「＋165」だったベッツが「＋2600」に下がり、大谷は「＋400」から「＋180」にオッズを上げたという。 　なお、2位はほとんどのサイトでフィリーズのブライス・ハーパー内野手（31）となっている。オッズは「＋275」から「＋350」だ。また、16日時点で20本塁打、62打点がともにリーグトップで、打率3割2分がリーグ2位のブレーブスのマルセル・オズナ外野手（33）のオッズは「＋1000」から「＋1300」で4～5番手の評価。大本命の突然の離脱で大混戦になりそうなナ・リーグMVPレース。最後まで目が離せない。