「デカい席が空いたから狙いに行ってる?」『麒麟』6年ぶりのMCで噂される“あの人”の後釜
7本のレギュラー番組に加え、特番も多く抱えている『ダウンタウン』の松本人志が活動休止を宣言してからというもの、「代役を一体誰が務めるのか?」といった予想が盛んにされている。 【驚愕の内部写真】すごい…! ミニスカ美女に馬乗りされてご機嫌の松本人志「衝撃の現場写真」 その中で、『ダウンタウン』がMCを務める『ダウンタウンDX』や『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』(どちらも日本テレビ系)は代役を立てず、相方の浜田雅功が1人でMC を担当。『探偵!ナイトスクープ』(ABCテレビ)はレギュラー出演する間寛平とカンニング竹山が代理局長を務めて収録されたことがわかった。『まつもtoなかい』(フジテレビ系)は『だれかtoなかい』とタイトルを変更し、二宮和也に変更された。 特番では2月3日、フジテレビ系土曜プレミアム『IPPONグランプリ』が放送され、松本に代わりバカリズムが代理チェアマンを務めた。番組自体は大いに盛り上がりを見せたが、SNSでは、 《松本チェアマンがいないのはやはり寂しい》 《バカリにはやはり回答者として参加してほしい。チェアマンは持ち回りにしてほしい》 といった否定的な意見と同時に、 《どうせすぐ慣れるよ。(島田)紳助がいなくなった時もすぐに慣れた》 《バカリでも十分に緊張感があった》 というコメントも上がっており、賛否は半々といったところだった。これらの反応に対してキー局バラエティ番組制作担当者が語る。 「『今後、バラエティ番組を引っ張るダウンタウンに代わるコンビは?』という問いに対しては、いまだに答えが出ていない状況が続いています。『千鳥』や『かまいたち』の名前は挙がるものの『やはり代わりはいない』というのがテレビ各局の悩みです」 そんな中、「ネットや業界内で急浮上しているコンビがいます」(前出・担当者)という。それが『麒麟』だというのだ。 「『麒麟』の川島明と田村裕が1月28日放送の『スポーツ!ダサかわいい映像グランプリ』(日本テレビ系)で6年ぶりにMCとして共演したのです。川島はいうまでもなく『ラヴィット!』(TBS系)などでMCとしての評価はトップクラスですが、田村に関しては『無理だろう』というのが一般的な評価だったと思います。しかし、2人の共演が発表されるとSNSでは、田村の評判が思いの外よく、番組関係者も驚く事態になったと聞きました」(テレビ誌ライター) 確かに、2人よるMCが発表された時、SNSには、 《田村がいることで余計に面白くなるのが麒麟》 《川島がビッグになりすぎたけど、実はトークで先に売れたのは田村》 《田村のロケは絶品!実はしゃべりも上手いので2人がやることに期待しかない》 と、田村を評価する声が多く、中には、 《席が空いたから狙いに行ってる?》 といった意外なコメントも。これには、関係者も大いに驚いたという。 「当然『ダウンタウン』と比較してのコメントだと思われますが、川島はまだしも田村の実力はあまり評価されていないと聞きます……。ただ意外だったのは、『田村のMCを観てみたい』と期待する視聴者の声が、驚くほど多かったことです」(前出・ライター) 田村といえば、’07年に出版した自伝『ホームレス中学生』(ワニブックス)が222万部以上を売り上げ2億円の印税、版権収入を得たことが話題となった。その後、コンビでの仕事も減ったことから、「田村=バスケしかできない芸人」のような印象を持たれがちだが、 「そもそも『ホームレス中学生』も田村が『人志松本のすべらない話』(フジテレビ系)でのエピソードトークが大ウケしたことで注目されました。当時は、極度の人見知りでネクラと言われていた川島に比べ、社交的で明るく、話も上手い田村の方がトーク番組などでも重宝されていました。 本が売れてしまったことで芸人としての仕事を疎かにしてしまい、コンビ格差が出てしまいましたが、『探偵!ナイトスクープ』のリポーターなどで地道にキャリアを積んでもいたのです。これまで何度か“解散”の噂が出たりもしましたが、ここ数年、『アメトーク!』(テレビ朝日系)の『運動神経悪い芸人』にコンビで出たり、昨年10月には6年ぶりのトークライブも行っています。これを機に、今年は『麒麟』としての露出はかなり多くなると思われます」(民放バラエティ番組制作関係者) さらに、芸能ジャーナリストの佐々木博之氏は、このように期待する。 「お笑い芸人の目指すゴールは、自分たちの名前が付いた冠番組です。ただ司会業はひとたびスキャンダルに見舞われたら、番組ごと消えてしまう危険性をはらんでいます。その点彼らは、他のコンビに比べてクリーンなイメージがあり好感度も高い」 『麒麟』が番組の冠になる日も、遠い未来ではないかもしれない。
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