日本新三大夜景都市、北九州市が連覇 2位横浜、3位長崎
夜景観光の活性化を目的に3年に1回改選される「日本新三大夜景都市」(通称・日本新三大夜景)の発表が17日あり、前回1位の北九州市が連覇を達成した。2位には横浜市(前回6位)、3位には長崎市(前回3位)が入った。 【日本各地の夜景スポットを写真で】 一般社団法人夜景観光コンベンション・ビューロー(東京)の主催。北九州市は18年に3位となって以降、3回連続で認定された。今回は全国の夜景観光士約6610人中4322人が投票した。 北九州市は、工場夜景を皮切りに皿倉山や高塔山、門司港レトロなど日本夜景遺産の認定登録地が最も多く、新たな資源の開発にも注力していることなど、総合力が認められた。認定授与式で武内和久市長は「連覇できほっとしている。北九州市の歴史や暮らし、街のエネルギーが凝縮しているのが夜景。さらに磨き上げていきたい」と話した。 また、横浜市は近年、湾岸部を中心に「ヨルノヨ」など夜間イベントが広がり、都市の変化とともに変貌する夜景の流動性が新たな魅力を増していると評価された。 長崎市は稲佐山からの夜景、大浦天主堂などの歴史建造物の多彩なライトアップに加え、長崎スタジアムシティなどの街の開発に合わせた話題性の高い夜景資源への期待値も評価された。 従来、函館山(北海道函館市)、稲佐山(長崎市)などが日本三大夜景とされてきたが、15年に日本新三大夜景都市の認定制度がスタートした。 4位以下は次の通り。 4位=東京都(前回7位)▽5位=神戸市(前回4位)▽6位=札幌市(前回2位)▽7位=函館市(前回8位)▽8位=大阪市(前回9位)▽9位=仙台市(前回圏外)▽10位=栃木県足利市(前回圏外)。【城井謙治】