マーリンズとマイナー契約を結んだ元広島・中村来生、会見で抱負「コツコツと地道にやっていきたい」
昨年まで広島でプレーし、新たに米大リーグのマーリンズとマイナー契約を結んだ中村来生投手(21)が20日、東京都内で行われた会見に出席。「チャレンジできる場を設けていただいたマイアミマーリンズさんに感謝しています。一日一日、コツコツと地道にやっていきたい」と抱負を語った。 富山・高岡市出身の中村は高岡第一高から2022年に広島に育成ドラフト3位で入団。1軍登板はなく、昨オフに戦力外通告を受けていた。 武器は190センチの長身から投げ下ろす最速145キロで毎分2400回転の切れのある直球。2月にプロ野球選手の輩出を目的に米国で活動するトラベリングチーム、アジアンブリーズに参加し、計6試合で6回無失点、4奪三振と好投した。同席した元DeNA監督でアジアンブリーズのゼネラルマネジャー(GM)を務めるラミレス氏は「球の回転数が良く、素晴らしいポテンシャルを持っている。体重を10キロくらい増やしたら(球速)155キロくらいは出せる」と太鼓判。マーリンズのオズ・オカンポGMも「目に留まったのは腕の振りの速さ。マーリンズにフィットする」と期待を寄せた。 今後は26日に出国し、ドミニカ共和国で開催されるサマーリーグに参加する予定。右腕は「まずは真っすぐの精度を高めたい。ダルビッシュ投手とか日本の投手も増えている。ああやってなれるように頑張りたい」と力を込めた。