超大手企業の内定蹴って競輪選手の道へ! 500勝レーサー川村晃司が息子の進路に「この先の苦労を考えると心配」
いわき平競輪の「開設73周年記念・いわき金杯争奪戦(G3)」は25日、初日を迎える。7レースのS級一次予選を走る川村晃司(47歳・京都=85期)に話を聞いた。 先日、競輪選手養成所の二次試験の合格発表があったが、選手の縁故関係も多かった。川村晃司ジュニアも合格したが、父親からすると嬉しさ半分、不安半分の表情だった。 「早稲田大学に通っていたけど、就職先として、僕から見たら超一流の企業2社から内定を貰っていた。だけど、競輪選手になった先輩と普通に社会人になった先輩と話して、だんだんと選手に魅力を感じてきたみたい。もったいないと思うけどね(笑)。ナショナルチームに入っている中野慎詞君も早稲田だし、相談に乗ってもらったようだ。市田佳寿浩さんの息子さんも合格したけど、ウチの子とは全然違う。中央大学だけど、1000メートルを1分で走ってしまう。多分、養成所を早期卒業するぐらいの超エリート。養成所に受かった事でホッとしたけど、この先の苦労を考えると心配だね(苦笑)」 川村晃司は519勝レーサー。その息子ならば心配無用だろう。(町田洋一)