【免許返納も視野に入れる?】高齢になった両親の運転がだんだんと「下手」になってきました。サポカーの購入を考えていますが、どんな車種がありますか?
サポカーが安心な理由と備わっている機能
サポカー対象車には、車の運転を支援するさまざまな機能が備わっています。 搭載されている機能によって「サポカー」と「サポカーS」に分類され、サポカーSはさらに「ワイド」「ベーシック+」「ベーシック」の3つに分けられます。各サポカーの認定を受けるための条件は、以下の通りです。 ・サポカー対象車:衝突被害軽減ブレーキの搭載 ・サポカーS対象車:衝突被害軽減ブレーキに加えて、ペダル踏み間違い急発進抑制装置などを搭載 サポカーSは、衝突被害軽減ブレーキの機能によって、さらに3つの区分があります。 ・ワイド:衝突被害軽減ブレーキ(対歩行者)、ペダル踏み間違い急発進抑制装置、車線逸脱警報、先進ライトの搭載 ・ベーシック+:衝突被害軽減ブレーキ(対車両)、ペダル踏み間違い急発進抑制装置の搭載 ・ベーシック:低速衝突被害軽減ブレーキ(対車両)、ペダル踏み間違い急発進抑制装置の搭載
最終的には免許返納も視野に
免許の自主返納は、運転が不要になった方以外にも、加齢に伴う身体機能の低下で運転に不安を感じるようになった方にもおすすめです。以前よりも、信号や歩行者に対する反応が遅くなったと感じたときは、免許の自主返納を検討しましょう。 運転免許証を自主返納すると、各自治体によってさまざまな支援を受けられます。例えば東京では、ホテルのレストランやバーが割引価格になったり、タクシーの利用料金が安くなったりします。自主返納により受けられるお得な特典は、自治体によって異なるため、居住地域の支援制度は、自治体や警察署に確認してください。
運転技術に不安があるならサポカーを検討しよう
年齢を重ねて運転技術に不安を感じたら、サポカー対象車の購入を検討しましょう。現在、各メーカーから、先進技術による安全機能を搭載したモデルの車が多く発売されています。特に安全機能が充実しているのは、サポカーSワイド対象車です。車の購入を検討している方は、サポカーの種類もチェックしましょう。 またサポカーであっても、事故を必ず防げるわけではありません。身体機能の衰えにより運転が困難だと感じるようになったときは、早めに免許の自主返納をすることも、一つの手段です。 出典 経済産業省 サポカー(安全運転サポート車) 本田技研工業株式会社 HONDA ・フィット ・ヴェゼル トヨタ自動車株式会社 トヨタ ・ヤリス ・プリウス 警察庁 運転免許証の自主返納について 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部