大阪のエクスクルーシブな隠れ家〈AWA SUSHI〉で、鮨とシャンパーニュを味わって!
逸品3品に続く、鮨の1貫めは剣先いか。 赤酢が効いたシャリの上には、ねっとりと甘く、適度な歯応えの剣先いか。すだちが軽く振られ、藻塩でいただく。そして、アイ村の名門メゾンの逸品“シャンパーニュ・ラリエ R.020″をひと口。繊細な飲み口の中に、柑橘系のフレッシュさが感じられ、夏を思わせる組み合わせとなる。 シャンパーニュ3杯めは、“キュペルリー ブラン ド ノワール”、4杯めは“ボランジェ ラ グラン ダネ2014”と、次第にボリュームのあるラインナップへと続いた。
興味深く味わったのはコースの中盤から後半にかけての鮪の赤身、中トロ、大トロの三部位の鮨。鮪の赤身は漬け、中トロは素材の味を生かした握り、大トロは炙りで。続けてではなく、部位別に仕立てを変えてコースにちりばめられ、間に稚鮎の天ぷらや、うなぎといった異なる魚種の握りを味わいながらという流れ。 「鮪の赤身にはブラン ド ノワールじゃないかしら?」「炙りには、温度が上がってふくよかな味わいに変化したR.020もいいね」などと、彼女と盛り上がる。それぞれと相性のいいシャンパーニュを探るという“クルーズ”を存分に楽しんだ。
東京・銀座の鮨店ほか、和食店や海外経験もある安部料理長の江戸前の鮨と、シャンパーニュの相性の妙を、ソムリエの田崎加奈子さんと構築中だ。進化を続ける鮨シャンの世界からこれからも目が離せそうにない。
なお、同ホテルの3階は、ソムリエが厳選したシャンパーニュが楽しめるラウンジ&バーとなっている。月替わりのプロモーションブランドのシャンパーニュや、プレミアムシャンパーニュなどが用意されているので、ディナーの前後に立ち寄りたい。
大阪のエクスクルーシブな隠れ家で、彼女と心ゆくまで鮨とシャンパーニュを味わって!
●AWA SUSHI(アワ スシ)
住所:大阪府大阪市中央区南船場2-6-7 営業時間:ランチ12:30一斉スタート、ディナー(二部制)17:45/20:15一斉スタート(22:30クローズ) 定休日:水曜(ランチは月~木曜) TEL:06-6262-3600(11:00~20:30) ※サービス料なし ※宿泊を伴わないビジター利用は、電話、メール、食べログ、または、一休.comから予約。
取材&文=はまだふくこ