葉物中心に野菜価格下落 11月になっても温かく…買い物客の実感は?スーパーを取材【岡山】
岡山放送
夏の猛暑の影響で価格が高騰していた野菜ですが、11月上旬にかけて温暖な気候が続いたため、葉物を中心に価格が下がってきています。岡山市内のスーパーを取材しました。 (三竿雅義記者) 「9月に取材した時、ブロッコリーは1株300円を超えていましたが、現在は170円。レタスも1玉300円近かったのが170円となっています」 岡山市南区の天満屋ハピータウンでは、夏場に高温の日が続いたため野菜の収穫量が減り、9月から10月上旬にかけて軒並み値上がり。中でも影響が大きかったのがニンジンとカボチャで、2022年の同じ時期と比べ1.3倍から1.6倍の価格となっていました。 ところが、10月から11月上旬にかけて季節外れの温かさが続いたことで野菜の生育が進み、葉物を中心に価格は下がってきていて、レタスやブロッコリーの他にもホウレンソウが10月と比べ半額以下となるなど安くなった野菜が増えています。 (天満屋ストア青果担当バイヤー 依田興一係長) 「気温・天候・雨量が適切に今後続けば、11月後半から12月前半にかけて相場は安定すると思う」 (買い物客は…) 「全般的に高くなっている。(Q:葉物野菜は安くなっていない?)そうですね、でも以前に比べると高い」 「ニュースで見たが、そこまで下がっていないと思う。ちょっとずつは下がっていると思う」 しかし、猛暑や燃料高騰の影響が響いている北海道産のタマネギやカボチャ、シメジなどのきのこ類は依然として高く、消費者の財布への打撃はまだまだ続きそうです。
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