特撮オタクならではの視点で分析! カワサキ「Ninja ZX-4RR KRT EDITION」に乗る!
走り出しに勢いがありすぎる!ということもなく、むしろ滑らか。スポーツバイクでのUターンが苦手だったわたしがスイ~っと方向転換できたことには感動しちゃいました…。それだけ低速域でも安定感があるということですよね。交通量の多い街中での取り回しもこれなら不安なく行えそうです。 そして、気持ちよく走行を楽しめたのにはポジションの良さとハンドル位置が関係していました! まずはタンク。とにかくフィット感が半端ないです…♡キュッと絞られたタンクは、どんな体型のライダーさんにもフィットするはず。 タンクの上面に見たことのない凹みがあったのでこれは何ですか?と聞いてみると、伏せ走行する際にメットの顎を乗せるポジションだったみたい。
言われるままにタンクに胸をつけ、脇を締め、ニーグリップしてみると…レースでよく見る乗り方だ~!! キュッと縮こまっているなあと思って見ていたけれど、タンクに顎乗せていたことをこの撮影で知るなんて…。教えてくれてありがとう、Ninja ZX-4RR。 ポジション移動しやすいシートもレースを走るライダーにとっては強みになりそうですね。 そしてハンドル位置が少し高めなところ。比較しやすいように、同じ日に試乗したZX-6Rと4RRを並べてみると…4RRの方がハンドル位置が高いことがわかります! 6Rのハンドルはフロントフォークのトップキャップよりも低い位置にあり、4RRはトップキャップと同じ高さにハンドルがありました!たかが数センチ…?いや、されど数センチ!この違いはとっても大きいです。 冒頭で250みたい!と書いたけれど、エンジンのパワフルさは段違い。 さらに「ラムエアダクト」という空気の取り込み口が車両の正面にあることでガソリンを燃やすために必要な空気を走りながらたくさん吸い込めるらしく、より大きなパワーが出るみたい。バイクの構造も奥が深いですね。
今回は公道走行だったけれど、サーキットに出てフルパワーも体感してみたくなりました。 Ninja ZX-4RRは見た目以上にとっかかりが良く、普段使いからツーリング、サーキット走行まで幅広く楽しめてしまう魅力的な一台でした!
桜井つぐみ