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（ブルームバーグ）： 米金融持ち株会社トゥルイスト・ファイナンシャルは投資銀行部門のスタッフに対し、６月１日から平日は全てオフィス出勤を義務付けると伝えた。新型コロナウイルスのパンデミック（世界的大流行）期に広がった柔軟な働き方が一部で終わりつつあることが新たに示された。

広報担当者は今回の措置について、トゥルイスト・セキュリティーズの社員について週４日のオフィス勤務を定めた現在の取り決めを更新するものだと説明した。

同社全体では、社員の大半を占めるハイブリッド型勤務のスタッフに対して秋以降、週４日の出勤を義務付けるという。現在は週３日出勤している。

広報担当者は電子メールで、長期的な成長を優先するトゥルイストで「最高の仕事は一緒にいることから生まれる」とした上で、「対面での交流を増やすことで、つながりのある社風を再活性化できる」と指摘した。

米国のさまざまな企業と同様に米大手金融機関も、新型コロナ流行が収まった後、在宅勤務規則の見直しを進めてきた。ＪＰモルガン・チェースやゴールドマン・サックス・グループなどは、従業員のオフィス復帰を早くから推進してきた代表格だ。かつて長期的に柔軟な働き方を約束したハイテク企業大手でさえ、自社の方針を厳格化している。

アマゾン、オフィス復帰の指針に従わない米従業員により厳しい姿勢

原題：Truist Calls Investment Banking Staff to Office Five Days a Week（抜粋）

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