鳥取・大山で待望の夏山開き 「山頂祭」、神職が安全祈願
中国地方最高峰の鳥取県・大山(1729メートル)で2日、夏山開きの神事「山頂祭」が開かれた。中腹にある大神山神社の神職が、主峰の一つ弥山山頂(1709メートル)で県内外の登山客ら約250人とともに安全を祈願した。 雨が降り視界が悪い中、早朝から多くの人が山頂を目指した。山岳会の仲間と来た名古屋市の倉橋智司さん(60)は「雨でも登山道が整備されていて歩きやすかった」と話した。大山では、入山者1人につき500円を支払ってもらう「入山協力金」を導入し、環境整備に充てている。 山頂祭は今年で78回目。地元大山町の竹口大紀町長は「十分に気を付けて登山を楽しんでほしい」と呼びかけた。