ルナール監督はW杯出場権獲得へ自信、ここまで1勝3分1敗と出遅れも「到達不可能ではない」
FIFAワールドカップ26アジア最終予選・グループC第5節が14日に行われ、サウジアラビア代表はオーストラリア代表と0-0で引き分けた。試合後、同国メディア『kooora』がエルヴェ・ルナール監督のコメントを伝えた。 10月シリーズ終了時点で1勝2分1敗とスタートダッシュに失敗したサウジアラビア代表は、10月24日付でロベルト・マンチーニ前監督との契約解除を発表。同27日には、FIFAワールドカップカタール2022で指揮を執ったルナール監督の“復帰”を発表していた。 ルナール監督にとっては、オーストラリア代表戦が“2次政権”における初陣となったが、試合は両者決め手を欠いてスコアレスドローに。それでも、ルナール監督は試合のなかで選手たちが見せたパフォーマンスには高い評価を下している。 「我々は良い試合をした。選手たちに感謝している。今日の試合を経て、自分はこのチームを離れていないと感じていた。つまり、(前政権時から)継続している要素がたくさん見られたんだ」 また、後半アディショナルタイムには、DFスルタン・アル・ガナム(アル・ナスル)の放ったシュートがゴールネットを揺らしたものの、オフサイドポジションにいたDFアリ・アル・ブライヒ(アル・ヒラル)がプレーに関与したとみなされ、ゴールは認められなかった。ルナール監督は「試合直後のため、シュートシーンは1度しか見られていない。判定は奇妙だったように思えるが、現時点では映像を何度も見ていないからなんとも言えないね」と多くを語らなかった。 次節は19日に行われ、サウジアラビア代表は敵地でインドネシア代表と対戦する。試合開始前の時点で勝ち点「5」で並んでいたバーレーン代表は、現時点で第5節を消化していないため、これでサウジアラビア代表はオーストラリア代表と勝ち点で並びつつ、得失点差の関係で3位となっている。FIFAワールドカップ26の出場権を獲得するには2位以内に入る必要があるが、ルナール監督は次のような言葉で自信を示した。 「私はこのグループに対して大きな自信を持っている、言うまでもなく、我々の目標はワールドカップ本大会への出場権を獲得すること。もちろん、この目標を達成するためには多大なる努力が必要になるが、我々は自分たちのすべてを捧げるつもりだ。決して到達不可能な目標だとは思っていない。ファンの皆さんに対しては、継続的なサポートへの感謝をお伝えしたい」
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