B2ベルテックス静岡 勝利の3か条とは…プレーオフ初戦3日・A千葉戦
B2ベルテックス静岡は1日、プレーオフ(PO、2戦先勝制)初戦のA千葉戦(3日開幕・千葉ポートアリーナ)に向けて静岡市内で練習。リーグで56勝4敗と圧倒的な強さを見せつけた東地区優勝チームに対し、接戦に持ち込んで活路を見いだしたいベルテは、〈1〉ターンオーバー(TO)をしない〈2〉オフェンスリバウンド(OR)を取られない〈3〉85点以内に抑える、と“勝利の3か条”を掲げた。 ベルテックス静岡が、打倒・A千葉へ、チームで徹底するべき「3か条」を掲げた。相手はB2でダントツの強さを誇った強豪。東西のB2のチームで、ベルテが唯一、リーグ戦で白星を挙げられず、4戦全敗に終わった。そんな相手と接戦に持ち込むために、選手たちが3つのポイントを挙げた。 まずは、「TOを減らす」こと。A千葉の特徴のひとつが「走るバスケ」。ディフェンスで前からプレッシャーをかけてミスを誘い、速攻で得点を重ねる。指令塔・岡田雄三(28)は「相手が当たってきた時に、変なパスを出してカットされると速攻になるので気をつけたい」と、警戒。ミスして相手に攻撃機会を増やさないことを心がける。 2つ目は、「ORを取らせない」こと。A千葉はリバウンド数リーグ1。ORも神戸に続く2位と強力だ。ベルテのセンター、ジョン・ハーラー(24)は、「相手のORは自分が止める」と、気合。A千葉にセカンドチャンスを与えないためにも、ハーラーだけでなく全員の意識を高くもつことが必要となる。 3つ目は、相手の得点を「85点以内に抑える」こと。A千葉の平均得点はリーグで唯一、90点超えの「91・8」。対して、ベルテは「81・1」と10点以上も差がある。「うちが90点取るのは難しい。勝つには最低でも85点以内に抑えたい」と、岡田。ロースコアに持ち込んで、勝機を見いだす。 (塩沢 武士) 〇…先月25日、大友隆太郎(30)に第2子となる長男が誕生した。出産に立ち会った背番号9は「家族のために結果を残したい」と、健闘を誓った。今季は開幕から好調だったが、第4節・愛媛の試合中に脳しんとうで退場。復帰間近に今度は練習中、頭を強打し、約2か月、試合から遠ざかった。復帰後はベンチを温める機会が目立つが、「いつでも出られるように準備したい」。不完全燃焼に終わったリーグの分も、POで暴れ回る。
報知新聞社