落選の危機!? U-23日本代表、アジアカップ当落線上の選手(3)使いどころが限られる? Jリーグ屈指のスピードスター
JFA(日本サッカー協会)は4日、今月開幕するAFCU-23アジアカップカタール2024に臨むサッカーU-23日本代表のメンバーを発表する。果たして23人に名を連ねるのは誰なのか。今回は3月のU-23日本代表に呼ばれた選手の中から、生き残れるかがきわどい選手をピックアップして紹介する。
FW:小見洋太(アルビレックス新潟) 生年月日:2002年8月11日(21歳) 2024リーグ戦成績:5試合0得点0アシスト アルビレックス新潟の小見洋太は、昨年10月に行われたアジア大会のU-24香港代表戦でゴールを決めるなどインパクトを残したが、3月の2試合ではあまり存在感がなかった。 小見は、U-23マリ代表戦とU-23ウクライナ代表戦で、どちらも後半途中から出場した。爆発的なスピードが最大の武器で、スーパーサブ起用をイメージしていると考えられる。疲れた相手をかき回して追加点を狙いにいくだけでなく、前線からのアグレッシブな守備は対戦相手にとって厄介なはずだ。 ただ、パリ五輪を目指すチームに加わるのが比較的最近だった小見は、チーム内のライバルを追い抜かなければいけない立場で、3月の2試合でそれができたかと言われると疑問符が付く。所属する新潟でも、今季J1・5試合に出場して、まだ得点がないのも気になるところだ。 ウイングのポジションでは、平河悠、山田楓喜がほぼ確実と言える立場で、佐藤恵允も好印象を残した。残りは1枠か2枠で、植中朝日が小見の主なライバルとなりそうだ。 小見は、試合の流れを変えられるタイプで、大岩剛監督にとって手元に置きたい切り札の一つかもしれないが、複数ポジションをこなせる柔軟さでは植中に分があるだろう。指揮官も頭を悩ませているはずだ。
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