X・アロンソのリヴァプール監督就任は時期尚早? 元指揮官ベニテスが話題の新監督就任の噂に言及 「人々は全体像を理解できなくなっている」
バイエルンも狙う名将
現在レヴァークーゼンを指揮するシャビ・アロンソ監督は今夏の去就が注目を集めている人物の1人だ。 現在、ブンデスリーガ23戦無敗で、首位を走るレヴァークーゼンの指揮官は新たな名将の1人として、今季限りで退任を発表したユルゲン・クロップのリヴァプールと、トーマス・トゥヘルのバイエルンの次期監督候補に挙げられている。 様々な憶測が飛び交っている状況のアロンソだが、かつてリヴァプールで指揮を執り、アロンソと共に仕事をしたラファエル・ベニテス氏(現セルタ監督)は、アロンソの監督としての能力を認めながらも、時期尚早な話題が多いと語った。 「彼はビッグネームで、プロフェッショナルで、優れた若者で、クレバーで、本当によくやっている。だから(アロンソとリヴァプールの噂の)理由は理解している。(しかし)スティーブン・ジェラードがいて、うまくやっていると想像してみてほしい。そうすると、『(クロップの後任は)ジェラードだ!』となるでしょう。ソーシャルメディアでは、すべてがあまりにも速く進むので、人々は全体像を理解できなくなっている」(『Mirror』より) リヴァプールでクロップが積み上げてきた約9年を引き継ぐことは簡単なことではなく、相当なプレッシャーに晒されることになるだろう。それほどクロップが積み重ねてきた功績は大きく、後任選びは慎重になる必要があると、ベニテスは考えているようだ。 クロップの後任監督、そしてトゥヘルの後任監督にはアロンソだけではなく、様々な名前が挙がっているが、こうして次のキャリアに大きな注目が集まるということは、アロンソは間違いなく名将の道を歩んでいると言えるだろう。
構成/ザ・ワールド編集部