清水氏「民意がいろいろと変化した」稲村氏「正確な情報と建設的な議論に基づく県政を」 兵庫県知事選で落選の2氏、敗戦の弁で語ったこと
17日投開票の兵庫県知事選挙で斎藤元彦前知事が再選したことを受け、落選した清水貴之さんと稲村和美さんがそれぞれ敗戦の弁を述べました。 【動画】斎藤元彦前知事が勝利宣言 兵庫県知事選挙 SNS駆使した戦略が勝因か
清水氏「民意がいろいろと変化した」「SNSはなるべく見なかった」
(清水氏)「兵庫県政が混乱し、これを刷新していきたいという思いを一生懸命伝えさせていただいたつもりではありましたけども、力及ばずでした。当選された斎藤さんには、兵庫県を一つにして、選挙が終わればノーサイドという気持ちで、兵庫県政を前に進めていっていただけたらなと思っています」 (Q.文書問題を受けた知事選をどう受け止めましたか) (清水氏)「今回は本当に難しい選挙だったと感じました。民意がいろいろと変化をしてきたことを感じながら戦っていました。それを私自身がうまくつかみ取れなかった」
(Q.選挙戦では、SNSでの誹謗中傷やデマを問題視する指摘も出されました選挙戦に与えた影響をどう感じますか) (清水氏)「SNSはなるべく見ないようにしていました。誹謗中傷や罵倒のし合いというのはよくないなと思っていました。SNSでは、何が本当で何が嘘かをつかみにくい。有権者の判断材料ではあるが、私自身がうまく対応できていなかった」 (Q.今後の政治活動はどう取り組みますか) (清水氏)「選挙が終わったばかりなので、今すぐには考えられません」
稲村氏「正確な情報と建設的な議論に基づく県政を」「『何を信じるか』がテーマに」
(稲村氏)「これまでの兵庫県知事選挙と比べて異例の選挙でした。今日というのはゴールではなくスタート。これからの兵庫県政が、冷静にできる限り正確な情報と建設的な議論に基づいて推進されるっていうことを心から願っております」 (Q.選挙戦をどのようなことを感じたか) (稲村氏)「長い期間、県政の混迷が続いたので、再出発できたらいいという期待を多くいただいたと受け止めています」 (稲村氏)「候補者の資質や政策を問う選挙というより『何を信じるか』ということが非常に大きなテーマになっていた選挙戦だったと感じています。