会員ら、さらなる発展願う 「おおたまかあちゃん弁当の会」30周年 福島県大玉村
福島県大玉村で一人暮らしの高齢者宅に弁当を届ける活動に取り組む「おおたまかあちゃん弁当の会」の設立30周年祝賀会は、村農村環境改善センターで開かれた。会員らがこれまでの活動を振り返り、さらなる発展を願った。 約70人が出席した。落合政子会長が「30年前に組織を設立してから村民が積極的に協力してくれた。会員の高齢化が進んでいるため、新会員を増やしながら継続していきたい」とあいさつした。押山利一村長が祝辞を述べた。大道芸人によるパフォーマンスや参加者全員による村民の歌の斉唱などが繰り広げられた。出席者は弁当を楽しみながら節目の年を祝った。 同会は1994(平成6)年に発足した。一人暮らしの高齢者宅にオリジナルのメッセージが入った絵手紙を付けた弁当を届けている。2011(平成23)年に東日本大震災と東京電力福島第一原発事故が発生した際は、村に避難してきた人に1日約1200個のおにぎりを作って配るなどの活動も行った。
(郡山版)