【必見! 韓流名作ドラマ】チャン・グンソクの復帰作!アジアのプリンスのタフな演技は必見
ドラマ、映画、K-POP、ミュージカルなど、ますます盛り上がる韓流エンタメ。日本における韓流ブームの立役者で韓流エンタメのスペシャリストである田代親世さんが、さまざまな角度からその魅力をご紹介!今回は、実在の事件をモチーフにした、本格サスペスンス『 餌【ミッキ】』をピックアップ。 【写真】実在の事件をモチーフにした韓流名作ドラマ
韓国最大の詐欺事件を描くチャン・グンソクの復帰作 『 餌【ミッキ】』
『餌【ミッキ】』は、過去に実際に起きた韓国最大の詐欺事件を題材にしたクライムサスペンス。この詐欺事件は映画でもイ・ビョンホン主演の『MASTER/マスター』という作品に出てきます。8年前に容疑者死亡で幕を閉じたはずの史上最大の詐欺事件。なのに、現在発生している連続殺人事件で、その亡くなったはずの容疑者ノ・サンチョンの名前が浮上します。果たしてノ・サンチョンは生きているのか? この事件を追うのが、チャン・グンソク演じる、敏腕弁護士からある出来事をきっかけに刑事に転身した男ク・ドハン。彼が過去の事件と現在との接点に鋭く迫っていきます。
チャン・グンソクが軍除隊後、実に5年ぶりにドラマに出演した作品で、アジアのプリンスのキラキラ感をつや消しして挑んだタフな演技です。弁護士出身だけに弁が立ち、クールだけど熱い情熱を胸に秘めて事件の真相にあたっていくのですが、無精ひげを生やし、孤独なかげりを背負った乾いたタッチの演技で、俳優としての自身の新境地を開いています。
また『イカゲーム』でも憎まれ役だったホ・ソンテがここでも濃ゆい演技でふてぶてしい悪役を熱演しています。演出は『ボイス~112の奇跡~』『ペーパー・ハウス・コリア : 統一通貨を奪え』の監督が手掛けているだけあって、現在と過去を行き来しながら真相がわかっていくゾクゾク感が味わえて、金と欲を巡る醜さがスリリングに浮き彫りになっていくドラマになっています。 ■U-NEXT配信中 田代親世 韓流ナビゲーター 韓流解説、韓流イベント司会の第一人者。公式サイト「田代親世の韓国エンタメナビゲート」やYoutube「ちかちゃんねる☆韓流本舗」「韓ドラ・マスター親世と尚子の感想語り」などで韓流情報を発信しているほか、会員制のコミュニティ【韓流ライフナビ】を主宰。ツアーやイベントを企画・開催している。