奥菜恵さん(44)「尋常性白斑(じんじょうせいはくはん)という病気と向き合い、家族の大切さを知りました」|STORY
10代の頃のデビューから芸能生活32年。今でも変わらず美しい奥菜恵さん。2023年には自身の病気について公表し話題となりました。そんな奥菜さんが病気と向き合うなかで、今想うことについてお聞きしました。 【写真あり】吸い込まれてしまいそうな眼差し…奥菜恵さん
奥菜恵さんprofile 1979年8月6日、広島県出身。13歳の時にテレビドラマで俳優デビュー。自らプロデュースした化粧品ブランド「ni-Nin(ニーニン)」(朝用・夜用の美容液2種)も話題に。2023年9月1日、『尋常性白斑』を発症していることを公表している。プライベートでは14歳と12歳の母。
病気の認知が広まればと思い公表しました
3年前に発症したのですが、肌の色素が抜けてしまう病気で、今のところ治療法も原因もわからないんです。最初は「あれ?なんで白くなっているんだろう?」と自分の身体を見て気づき、ネットで調べてみると色々と情報が出てきて、その時点である程度が予想はつきました。その後、皮膚科に夫(俳優の木村 了)と行き、先生に「尋常性白斑という病気です」と告げられました。 今は薬を塗っている状態ですが、消えてきている箇所もあれば、新しい箇所に出てしまうこともあります。完治することは難しいようですが、進行を遅らせるようにはできるようです。私の場合、顔回りや手足などの見える部分に症状は出ておらず、公表しなければ気づかれないものなので本当は公表するつもりはなかったんです。 ただ、この病気をきっかっけに、自分で美容液をプロデュースすることになったのですが、時間をかけて情熱を注いで作ってきたので、その開発の経緯を聞かれたときに病気のことを伏せてお話しするのは違うなと思い、SNSを通じて公表しました。そうすると予想以上に同じ病気で悩んでいる人からの反応があり、たくさんのメッセージをいただきました。その中にはこの病気のことを理解してもらえず傷つき、いじめられているという方も。私が公表したことで、世の中の認知が広がればと思い詳しくお話することにしました。