「SNSで繋がった同級生のなかで一番好みじゃない男性を選んで…」虐げられた妻が選んだ禁断の行動とは?
就職した会社で「理想の恋人」に出会えたと舞い上がった春香さん。とんとん拍子に結婚しますが、長男を出産した時点で利光さんの義両親は住まいを二世帯住宅に改築、春香さん一家は田んぼの中の一軒家に転居します。そこで待っていたのは、徹底的な男尊女卑と、耳を疑うほど時代錯誤な「嫁タスク」でした……。 夫に抗議しても受け入れられず、それどころか彼は「嫁が陰気だ」と周囲に吹聴し、夜遊びをするようになり……? 取材者プロフィール 春香さん(仮名):35歳、2児の母。 利光さん(仮名):40歳、身内が経営する建設会社社員。
壁に耳あり!?
「私たちが義両親と一緒に住んでいた家は、二世帯住宅といえば聞こえはいいですが、プライバシーはありません。2階に私たち夫婦、1階に義両親が住んでいる体裁ですが、台所や浴室は共有です。 あとから増築した関係で、2階のトイレが新しかったんですが、義両親は『お金を出したのは私たち』と当然のようにそちらを使います。おまけにトイレに籠って私たちの話を聞いていることが判明したんです」 どうしてそんなことがわかったのでしょうか? そもそも家庭内で話を盗み聞きする目的が謎ですが……。 「私が身も心も従順な嫁か、確かめていたフシがあります。例えば、家から車で30分ほどの距離にすこし大きな町があるんですが、小学校のお母さんたちにパートに誘われ、なんとか行きたいと夫に懇願したことがあります。 すると翌日『あの話はなくなった』と友達から連絡が。聞けば義母から、友達のお姑さんに電話がかかってきて『うちは嫁を外に出すような外聞の悪いことはしない。もう誘うな』って言われたと。友達はドン引きしていました。言い方があるだろうと、それ以来友達と疎遠になってしまいました。 ほかにも、夫に『男の子と女の子というだけで同じ孫なのにこんなに差別するなんて理解できない』と訴えた翌日、大昔の先祖の家系図を出されて男子の重要性をくどくど語られたり。なんでもさかのぼると藩の要職に就いていたとかで、ついでに私の育ちが悪いとなじってきました」
佐野 倫子