本塁打トップタイのトラウトが左膝手術「イライラするだけ。これを乗り越える」と前を向く
エンゼルスのマイク・トラウト外野手が左膝の手術で長期離脱することが分かった。エンゼルスのミナシアンGMが4月30日(日本時間5月1日)、主砲の左膝半月板断裂のため手術が必要だと発表。その上で今季中の復帰に期待を寄せていた。米大リーグ公式サイトが伝えた。 同日のフィリーズ戦の前に取材を受けたトラウトは「大変なことが起こった。ただイライラするだけだが、それを乗り越える」と話した。29日のフィリーズ戦、7回に二盗を決め、暴投で相手捕手の悪送球で事実上の決勝点を記録したが、痛みが増して30日にMRI検査(磁気共鳴画像)を受け、損傷が判明した。 トラウトは「3回裏にダッグアウトに戻るときに痛みを感じましたが、『これはおかしい』という程度の軽い痛み。盗塁したときも何も感じなかった。その後、(ベンチで)座って立ち上がった直後に痛みを感じた」と話した。そして、「一生懸命プレーすると、(何かが)起こる」と自嘲的に話した。 ワシントン監督は「彼がいなくなると寂しくなる。彼がこの組織にとって何を意味するのかを知っている。しかし、これからも試合を続けなければならない。このチャンスをつかむ選手も人もいる。だろう。彼らが何をするか見てみましょう」と若手選手の奮起を促した。 過去3度MVPに輝いた32歳のトラウトは最近3年間は計249試合に欠場するなど故障続きだった。しかし、今季はメジャートップタイの10本塁打に加え、自身5年ぶりの6盗塁と大谷翔平が移籍して手薄になった打線をけん引していた。
報知新聞社