【時代を変えた若者たち】1992年新庄剛志(阪神)の場合
スタートは鮮烈。ただ、当初は一緒に飛び出した亀山努の陰に隠れた印象もあった。本領発揮はシンカメ(カメシン)・ブームが終わってからだ。 最初からスポットライトを浴びていたわけではない。 ドラフト5位、甲子園出場もなし。ソリの入った角刈りで挑んだ入団会見では、「僕はサッカーが好きだったんで、プロ野球はあまり興味がなかったんです」と言って、周囲をあぜんとさせている。 1年目の90年、二軍でも打率.074。それでも柏原純一コーチとのマンツーマンで打撃を磨き、着実に力をつける。当時は外野手だったが、秋季キャンプに視察に来た、OBで伝説の遊撃手・吉田義男氏が・・・
本文:1,620文字
購入後に全文お読みいただけます。
すでに購入済みの方はログインしてください。
週刊ベースボール