千賀滉大、復帰戦で「支配的」な投球もアクシデントで降板
負傷により出遅れていたメッツの千賀滉大は現地7月26日(日本時間27日)、本拠地シティ・フィールドでのブレーブス戦で先発マウンドに復帰すると、6回途中2安打2失点、9奪三振1四球と好投するも、左ふくらはぎの張りにより緊急降板を強いられた。
試合はメッツが8-4で勝利し、右腕は今季初勝利をマークするも、今後の診断次第では、再び数週間以上離脱する可能性が出てきた。
『MLB.com』は試合後、「センガによる支配的な今季デビューが左ふくらはぎの張りにより損なわれる」と題した記事を掲載し、その中で千賀の今後について、「離脱の期間は不透明であり、それは土曜に受けるMRIによる診断次第」と伝えた。
記事ではチームメイトで指名打者のJ.D.マルティネスは、「彼は失うには厳しいピースだ。でも、それについてくよくよするのは意味をなさない。彼は戻ってくるため、全力を尽くすだろうし、プレーオフまでには戻ってくれるだろう。ただ、まだ試合はたくさん残っているので、とにかく前進し続けるだけだ」とのコメント。
カルロス・メンドーサ監督は、「見たい光景ではなかったが、ただ、彼はかなり素晴らしかった。彼の投球、速球、投球のコマンド、そしてスプリットを見ていたが、今日の彼は支配的だった。確かに、彼があのように倒れるのは見たくなかったし、彼が今年経験してきたことを考えると尚更だ」。
「しかし、彼がいないときは、誰かが向上するものだ。我々がどういう問題に対処しなければならないかが判明するまで、もう少し待つ必要がある」との試合後のコメントを伝えた。
また、記事では「ふくらはぎの張りの回復期間は、1、2週間から数ヶ月」とした上で、「ふくらはぎの張りによるリハビリの平均期間は5週間弱であり、その場合、センガの復帰は9月の初めとなる」とし、「メッツにとっての良い知らせは、球団のトレーニングスタッフは靭帯や腱の断裂といったより重度のケガの可能性は除外しているところ」と伝えている。
J SPORTS 編集部