「M-1」審査員に抜擢「アンタ柴田」はなぜ、完全復活を遂げたのか 笑いの怪物「山崎」に劣らぬ“圧倒的な実力”
1年で出演番組400本
12月15日、漫才日本一を決める「M-1グランプリ2024」(ABC、テレビ朝日系)の審査員が発表された。 【写真】スラリとしたプロポーションが「美しすぎる」と評判に…アンタ柴田の再婚相手 ***
「M-1」の審査員が誰になるのかというのは毎年話題になっているが、今年は特に世間の注目度が高かった。例年、審査員を務めていた松本人志が芸能活動を休止しており、今年は出られないことがほぼ確実視されていたからだ。松本の代わりは誰になるのか? 松本以外の審査員も変わる可能性があるのか? さまざまな憶測や噂が飛び交っていた。 いざ蓋を開けてみると、審査員の顔ぶれは大きく変わっていた。昨年までの7名体制から9名体制に変わり、アンタッチャブルの柴田英嗣、笑い飯の哲夫、NON STYLEの石田明、オードリーの若林正恭、かまいたちの山内健司の5名が新たに加わった。昨年の審査員からは松本だけではなく、山田邦子とサンドウィッチマンの富澤たけしも抜けることになった。 新審査員の中で最も芸歴が長いのが柴田である。アンタッチャブルは「M-1グランプリ2004」のチャンピオンであり、実績は申し分ない。柴田は昨年の「M-1」でも敗者復活戦の審査員を務めており、今回の起用も順当なところだ。 しかも、今の柴田はバラエティタレントとしても華々しい活躍を見せている。ニホンモニター株式会社から発表された「2024タレント番組出演本数ランキング」では、柴田が13位に入っている。この1年で400本もの番組に出演していたのだという。 柴田と言えば、かつては自身の不祥事が原因でしばらくテレビに出られなくなっていた。そんな彼がここまで見事に復活できたのはなぜなのか。 一言で言えば、もともと実力があった上に、最近の彼には大人の落ち着きや若手芸人たちの兄貴分としての頼もしさが加わっているからだ。それらの要素を備えているタレントがほかにいないからこそ、「ラヴィット!」(TBS系)などの番組でも彼の存在感が際立っている。