巨人・坂本勇人、三塁転向1年目でGG賞「すごく取りたいと思っていた」 三塁手では両リーグ最高の守備率.976
守備のスペシャリストに贈られる「第53回三井ゴールデン・グラブ賞」が12日に発表され、巨人・坂本勇人内野手(35)が三塁手部門では初、遊撃手部門と合わせると通算6度目の受賞を果たした。12球団の三塁手では最高の守備率.976で、本格転向1年目にしてタイトルをつかんだ。 【写真】巨人・長野久義の囲み取材を覗く坂本勇人 昨季終盤に原前監督から打診され、プロ2年目から不動だった遊撃から三塁に転向。野球を始めた小学生時代からほとんど経験がないポジションだったが、「どうやったらサードで上手くなれるか、また楽しみができた。また違うポジションで賞を取れる可能性がある。新しい目標ができてうれしい」と、ゴールデン・グラブ賞を目標に掲げてシーズンオフの自主トレから三塁守備を徹底強化。18年目の今季は104試合で三塁を守り、守備率はセ・リーグ2位のDeNA・宮崎(.962)、パ・リーグトップのソフトバンク・栗原(.975)らをしのぐ両リーグ最高の「.976」をマーク。得票数168票で、2位・宮崎の49票に119票差をつけ、遊撃手部門で選出された2021年以来3年ぶり6度目の受賞を果たした。 坂本は球団を通じ、「このような賞に選んでいただき大変光栄に思います。今年から新たにサードという守備位置に変わり、すごく取りたいと思っていた賞ですのでうれしいです。より一層精進して参ります」とコメントした。