Hey! Say! JUMP伊野尾慧「新しいことって人生を豊かにしてくれる。でもミュージカルは本当に大変!」
かつての『with』で続けていた連載でも、たびたび「新しいことに挑戦していきたい」と話していたHey! Say! JUMPの伊野尾慧さん。とはいえ、自身初のミュージカル出演にはさまざまな葛藤があったよう。 【写真をもっと見る】ミュージカルの舞台上でイキイキとした姿!Hey! Say! JUMP伊野尾慧の写真を見る 主演を務めるブロードウェイミュージカル『ハネムーン・イン・ベガス』開幕を目前に控えた伊野尾さんへのインタビュー後編では、作品の裏話とともに、大成功のうちに終えたドームツアーについてや、話題のインスタグラム開設の経緯までを聞いた。
新しいことは生きている時間を長く感じさせてくれる
ーー伊野尾さんは今回のミュージカルもそうですが、中型バイクの免許を取ったり、インスタグラムを始めたり、常に「新しいこと」に取り組もうとしていますね。 伊野尾慧さん(以下 伊野尾) そうね。ただ、それは単に自分が新しいことをしたいからっていうより……何ていうんだろう。最近は本当に気がついたら1年終わっている、みたいなことが増えてきて。 アイドルというのは刺激的な職業ではあるはずなのに、それでもレギュラー番組だなんだって同じことを繰り返しているうちに日々がどんどん過ぎていって……そういう感じが30代になってからさらに強くなってきているの。子供の頃って本当に1年が長かったじゃない? 夏休みなんて特に、もう引くほど長かった。それを思うと、あまりに時間を早く感じるのはちょっと違うなというか、あんまりよくないなというか。そういう中で、新しいことって人生を豊かにするし、生きている時間を長く感じさせてくれるものだなと思っているんです。
ーー中型バイクの免許を取った時も、そんなことをお話されていましたね。 伊野尾 まぁプライベートの趣味は、それもあるけど、仲がいい友達とは死ぬまで楽しく過ごしたいなと思って始めることが多いかな。友達と会った時、もちろん美味しいご飯を食べながら話すのもいいけど、バイクみたいな長く続けられる趣味があったら一緒に楽しめて、よりいいかなって。 自分が興味あることないこと関わらず、みんなで一緒にやりたいというのは大きな理由です。ただ、僕はたまたまちょっと飽きっぽいところがあったりするから、新しいことを刺激にしているけれど、ひとつのことを長く続けるのもすごく価値のあることだし、本当に大変で、大事なことだと思っているよ。 それぞれが何を重視して生きているかだと思うから、そこはそんなに、ね。 ーー今回はまさに「新しいことだらけ」とも言えるミュージカルへの取り組みです。実際に稽古に参加されて、どんなことを感じましたか。 伊野尾 いや本当に、僕以外のみなさんが素晴らしくて! それはもう、それこそ、その道で鍛錬を積んできた方々は、全然レベルが違うなと思いました。稽古は先々週くらいから始まったんだけど、稽古が始まってからの発見は……すごくいっぱいあるけど、今のところやってみたこと全部苦手で、全部好きじゃないかもと思った(笑)。あははは!もちろんがんばりますけどね。 ーー新しい体験はお好きでも……。 伊野尾 たしかに、新しい体験をしたり、知らないことを知っていくのは好き。山登りしたり、飛行機を操縦したり……って、たとえばよ? そういう全部、プライベートでやるのはいいの。 自分だけのことだし、上手いとか下手とか、そんなに関係ないじゃない。ミュージカルも、仲間うちでちょっと歌って踊ってってやったら面白いと思うんだけど、仕事は違うから。 受けた仕事は当たり前だけど、「ちゃんとやらなきゃ」という気持ちがあるし、たくさんの方が観に来てくださって、知らない方もたくさん関わって……っていうのは大変なことだから。今までとは違うことを頑張っていかなければならないから、それはもう、本当に大変なことだよね。