ITTF男女ワールドカップ＜4月15～21日／マカオ＞　18日、男子シングルス1回戦で戸上隼輔（22=井村屋グループ／世界ランク25位）がアサール（32=エジプト／同16位）をゲームカウント4-2で下し、準々決勝に駒を進めた。 戸上はインフルエンザで2月の世界卓球に出場できず、その後もコンディションを戻しきれなかったが、今大会でついに復調して世界10位のチウ・ダン（ドイツ）を撃破した。 決勝トーナメント1回戦の相手は、2024年アフリカ競技大会で2冠を獲得した、アフリカ最強格のアサールだ。 戸上は持ち前の剛球でミドルを強襲し、スタートダッシュを決めて11-7でまず先制する。だが第2ゲームはアサールの長いリーチからのフリックやしぶとい両ハンドに苦しみ、12-14で取り返される。 だが第3ゲーム、戸上が中盤の勝負どころで攻めて11-8で奪い返し、4ゲーム目も5-7からサーブとチキータを決めて逆転するが、手堅いアサールに対しミスが出て10-12で落とす。 第5ゲームは戸上がストレート攻撃を交えて強打を連発し、11-5で取る。次も攻めまくるのは戸上で、190cm超えの巨漢・アサールをパワードライブで打ち抜き、11-3で第6ゲームも奪って勝利した。 戸上は張本智和（智和企画）とともに、日本男子2人目のベスト8入りを果たした。 ＜男女ワールドカップ 男子シングルス1回戦＞ 戸上隼輔 4-2 アサール（エジプト） 11-7/12-14/11-8/10-12/11-5/11-3