鳥山明氏の自画像

　漫画家の鳥山明さんが１日に亡くなっていたことが８日、分かった。集英社が発表した。６８歳。急性硬膜下血腫だった。週刊少年ジャンプで「Ｄｒ．スランプ」（１９８０年～）「ＤＲＡＧＯＮ　ＢＡＬＬ」（１９８４年～）などを連載した。 　同じジャンプで同時期に「ストップ！！ひばりくん！」（１９８１年～）などを連載した漫画家の江口寿史氏（６７）は、「え、かんべんしろよ」「なんで」とＸ（旧ツイッター）にショックの思いを吐露。その後、インスタグラムには改めて思いをつづった。 　「ぼくの本棚には鳥山さんの漫画はない。鳥山さんの本で持ってるのはこの２冊の画集が全てだ。でもこの絵やデザインセンスが漫画界にもたらしたものの大きさは計り知れない。特にメカデザインは飛び抜けてたな」 　江口氏と鳥山氏は、特に画力が抜群であることが称賛されることが多い。 　それだけに思いも深いのか。江口氏は「鳥山さんの絵は、ぼくとはそのルーツも志向も実はかなり違うので、直接的な影響は受けようがなかったが、いつもどんな絵を描いてくるのか興味深く見ていた人だった。１９５５年４月生まれの同学年。早過ぎじゃんかよ。」と悔やんだ。