真っ暗では寝れないので毎日「豆電球」をつけたまま寝ています。1年間の電気代はどれくらいになるでしょうか?
寝るときに部屋が真っ暗だと寝られないという方もいるでしょう。真っ暗を避けるために、豆電球だけをつけて寝ているケースもあります。つけっぱなしにしていれば、それだけ電気代も発生します。 少しでも節約をしたいなら、普段の照明や電化製品の使い方を見直したり電球の種類を変えたりすることも必要です。今回は、豆電球をつけたまま寝たときの電気代や、電気代を節約する方法などについてご紹介します。 ▼エアコンを「10時間」つけっぱなしだと、電気代はいくらかかる? 電気代を抑える方法も紹介
豆電球をつけっぱなしにして寝ると年間でいくらかかる?
次の条件で電気をつけっぱなしにしたときの電気代を計算します。 ・1キロワットアワーあたりの単価は31円 ・蛍光灯の豆電球は5ワット ・22時から翌朝7時までと仮定し9時間つけっぱなしにする 電気代を求める方法は「消費電力×料金単価×使用時間」です。消費電力はキロワットで表し、料金単価とは1キロワットアワーあたりの価格を表します。豆電球の5ワットをキロワットに換算すると、0.005キロワットです。 条件をすべて計算式に当てはめると「0.005キロワット×31円×9時間」となるため、豆電球を夜通し使った場合の電気代は1日約1.4円になります。1ヶ月を30日とすると月額約42円、年間で約504円です。
電気代を節約する方法
年間500円ほどの豆電球の電気代ですが、何年も使うとそれだけ多くの電気代が発生します。さらに、昼間も電気は使用しているはずなので、それだけ電気代も高くなるでしょう。少しでも費用負担を減らしたいなら電気の使い方を変える必要があります。 ■不要な部屋の照明や使っていない家電の電源は落とす 使わない部屋の照明や家電製品は、電源をつけている間に電力を消費し、電気代が発生します。こまめな消灯や電源オフを心がけると、消した時間分だけ電気代を削減できます。特に、使わないもののつけっぱなしにしている照明や電化製品が多数ある場合は、すべてオフにするとより多くの電気代を節約することが可能です。 ただし、エアコンを消すのは長期間使用しないときにしましょう。設定温度に達するまでに時間がかかり消費電力も大きくなるため、頻繁にオンオフを繰り返していると余計に電気代が高くなる可能性があります。 また、節約のためにと無理にエアコンを使わないこともやめましょう。夏の暑い時期にエアコンを使わずにいると、熱中症になり体調を崩すリスクがあります。あくまでも自分のできる範囲での節電が大切です。 ■LED電球に変更する 寝るときに使う豆電球に限らず、蛍光灯もLEDに変更すると電気代を大きく節約できます。 環境省の「デコ活」ウェブサイト省エネ製品買換ナビゲーション「しんきゅうさん」によると、一般電球の電気代は2000時間使用した場合で3348円とのことです。一般電球を電球形LEDランプに変更すると、同じ時間使用しても電気代は465円にまでおさえられるようです。 LED照明は寿命が長いため、コストパフォーマンスに優れている点もメリットです。照明の交換回数が減るため、電気代だけでなく電球そのものの代金も節約できます。