石原さとみ「こういう作品がやりたかった」、追い詰められる母を演じた「ミッシング」予告編
石原さとみが主演を務め、吉田恵輔が監督と脚本を担った映画「ミッシング」の予告編がYouTubeで解禁された。 【動画】石原さとみが低い声で毒づく、「ミッシング」予告編はこちらから 本作は、娘の失踪事件をきっかけに、情報の荒波に翻弄される母親・沙織里の物語。彼女が“育児放棄の母”と誹謗中傷の標的となりながらも、「娘に会いたい」という一心で世の中にすがり続けるさまが描かれる。 予告編は、沙織里がパソコンの画面を見つめながら「なんかまためちゃくちゃひどいこと書かれてんだけど」と低い声でつぶやく様子から始まり、誠意ある取材を続けるもテレビ局の方針に振り回される記者・砂田、誘拐犯の疑いをかけられる沙織里の弟、追い詰められる沙織里の姿が切り取られていく。そして沙織里が陽の光を浴びるシーンで締めくくられた。 沙織里役の石原は、6年前に「吉田さんの映画に出たい」と直談判したそう。その願いがついに実現した彼女は「こういう作品がやりたかったんだ、それが完成したんだ! 本当にうれしい。夢が叶ったなと思いました」と本作への参加を喜んだ。 砂田役の中村倫也は「(石原が)心身をすり減らしながら芝居をする姿。それが一番ですね」と撮影時に印象的だったことを振り返る。夫・豊役の青木崇高は「(第1子出産後の石原にとって)この役と向き合うこと自体がとても怖いことだと思うんです。(撮影時とプライベートで)“パン”と器用に切り替えてできたとしても、そういう向き合い方はしたくない、そんな役だと思います。母親というものの深さ、大きさ、偉大さ、というものを改めて感じました」と語った。 なお本作のムビチケは、3月22日に劇場およびオンラインで発売される。 「ミッシング」は5月17日より全国ロードショー。森優作、有田麗未、小野花梨、小松和重、細川岳、カトウシンスケ、山本直寛、柳憂怜、美保純もキャストに名を連ねた。 ※吉田恵輔の吉はつちよしが正式表記 (c)2024「missing」Film Partners