FDAとスカイマーク、乗り継ぎ手荷物の連帯運送 段階的に全路線
フジドリームエアラインズ(FDA/JH)とスカイマーク(SKY/BC、9204)は6月25日、旅客手荷物の連帯輸送契約を締結すると発表した。FDA便とスカイマーク便を乗り継ぐ乗客が、最初の出発地で預けた手荷物を、経由地で預け直すことなく最終目的地で受け取れるようになる。FDAの松本-神戸線と、スカイマークの神戸-那覇線を乗り継ぐ一部旅行商品で9月からスタートし、段階的に対象路線を拡大するという。 契約は7月1日に締結予定。当初の対象は、松本空港から神戸経由で那覇へ向かう旅行商品で、9月1日から連帯運送を始める。往路は松本発神戸行きJH233便と神戸発那覇行きBC595便、復路は那覇発神戸行きBC594便と神戸発松本行きJH236便が対象となり、旅行商品の主催は阪急交通社で、7月5日から販売を始める見通し。 対象便の出発日は9月1日と24日、29日、10月6日、7日、22日。松本-神戸線と神戸-那覇線で検証後、2社の乗り継ぎが可能なすべての路線に拡大を予定している。 FDAとスカイマークには、ともに物流事業を中核とする鈴与(静岡市)が出資。FDAは鈴与の100%子会社で、スカイマークは投資ファンドの鈴与スカイ・パートナーズ投資事業有限責任組合が筆頭株主となっている。
Tadayuki YOSHIKAWA