ボールペンが急に書けなくなるのはなぜ?日頃の使い方が原因の可能性…4つの理由と予防方法をパイロットに聞いた
残念ながら復活することができません
ーー復活させる方法はあるの? 残念ながら、これらのこと(主な4つの原因)によりインキが出なくなってしまうと、復活することができません。 ーーこの4つの原因で書けなくなることを防ぐ方法を教えて。 「上向き筆記をしない」 →ペン先が水平より上を向いていないか確認して筆記して下さい。 「 ペン先を傷めない」 →ペン先に過度な衝撃を与えないよう、筆記後は必ずペン先を収納、またはキャップをしめて下さい。 「寝かせて書かない」 →ノートや手帳のような筆記具に適した紙を選び、 ペンを60度以上に立てて書いてください。 「長期間放置しない」 →直射日光や高温を避け、できるだけ安定した場所で保存してください。油性インキは製造から3年、水性インキ、水性ゲルインキは2年を目安にお使いください。 ーーちなみに、ペン先を出した状態と収納した状態とで差はあるの? ノック式の場合、インキの乾燥を防ぐという意味での差はありませんが、ペン先を傷めることを防ぐために、また、誤ってカバンなどをインキで汚さないためにも、書かないときにはノックを戻してペン先を収納してください。 キャップ式の場合、キャップ(フタ)にはインキの種類によってはインキの乾燥を防ぐ役割があります。そのほか、ノック式同様にペン先を傷めることを防ぐことと、誤ってカバンなどをインキで汚さないためにも、書かないときにはキャップを閉めてください。 なお、保管期間について、油性インキは製造から3年、水性インキや水性ゲルインキは2年を目安に使ってほしいとのことだが、保管や使用の条件によって異なるため、使用に問題がなければ、目安を過ぎたボールペンを使っても大丈夫だという。 急に書けなくなった!ということが、普段の使い方次第で避けることができるかもしれない。最後まで快適に使っていくためにも日々の扱いを大切にしてほしい。
プライムオンライン編集部