竹内まりや デビュー曲の伏線になった加藤和彦との出会い「初対面だったんですけど運命を感じました」
10月23日(水)は『TOKYO FM竹内まりやスペシャルワンデー』と題して、シンガーソングライターの竹内まりやさんが「ONE MORNING」「Blue Ocean」「坂本美雨のディアフレンズ」「ALL TIME BEST」「山崎怜奈の誰かに話したかったこと。」「THE TRAD」「Skyrocket Company」と7番組にゲストで登場。アーティストの坂本美雨がお届けする「ディアフレンズ」では、デビュー前の加藤和彦さんとの運命的な出会いを振り返りました。
竹内まりやさんは1978年11月にシングル「戻っておいで・私の時間」でデビュー、「September」「不思議なピーチパイ」などがヒット。結婚後は作家としても「元気を出して」「駅」など数多くの作品を他アーティストに提供しながら、1984年に自らもシンガーソングライターとして活動を再開。以降、独自のスタンスで音楽活動を続けています。 1994年のベスト・アルバム『Impressions』が350万枚の大ヒットを記録し、その後も『Bon Appetit!』がミリオンを達成。デビュー30周年の2008年にリリースしたコンプリート・ベスト・アルバム『Expressions』もミリオンを達成します。 2020年にはキャリア初の映像作品「souvenir the movie ~MARIYA TAKEUCHI Theater Live~(Special Edition)」を発売し、オリコン週間DVDランキングにて1位を獲得。2023年11月にデビュー45周年を迎え、2024年10月23日(水)には10年ぶりのオリジナルアルバムとなる新作『Precious Days』をリリースしました。
◆加藤和彦との出会いは運命的だった
坂本:実は7月に開催された加藤和彦さんのトリビュートコンサートで「不思議なピーチパイ」を歌わせていただきました。 竹内:ホントに!? 聴きたい! 嬉しい、ありがとうね。 坂本:“不思議な”とつけたのは糸井重里さんだったんですよね? 竹内:たしか、化粧品のキャッチコピーだったのよね。私が歌入れをするとき、安井かずみさん(作詞家)が(加藤さんと)ご夫妻で来てくださって、「ピーチパイ」の歌い方を伝えてくださって。「すごくあなたの声に似合うわよ」とおっしゃったのが、すごく嬉しかったのを覚えている(笑)。 坂本:加藤和彦さんたちとはもともとお知り合いだったんですか 竹内:全然お知り合いではなかったんですけど、フォークル(ザ・フォーク・クルセダーズ)時代から加藤さんの音楽のファンだったんです。私のデビューのときに、プロデューサーと一緒に大貫妙子さんのレコーディングスタジオにお邪魔したんですけれど、エレベーターが開いたらトノバン(加藤和彦さん)が前に立っていらして。 思わず握手をして「初めまして」って言ったら、プロデューサーが「今度デビューする竹内まりやですよ」と紹介してくれたんです。そうしたら「僕、君の声を聞いたことがあるよ。鈴木茂の『8分音符の詩』を歌っていたよね」と、アマチュア時代に歌った『ロフト・セッションズ Vol.1』の音源を聴いていらっしゃっていたんです。続けて「今、僕が書いている伊勢丹のコマーシャルソングを歌ってほしいと思っていたの」って言われたの。 坂本:ええ~!? 竹内:それが初対面だったんですけど、運命を感じましたね。そこから「戻っておいで・私の時間」(作曲・加藤和彦)のリリースが決まったんです。 坂本:ご縁ですねえ。 竹内:そのシングルでドラムを叩いてくれたのが高橋幸宏さん。私のデビューソングの第一音のフィルは幸宏さんなんですよ。だから、幸宏さんも教授(坂本龍一さん)もいなくなってしまったのが本当に残念です。寂しいです。 坂本:でも、まりやさんと話をしていると、あのふたりがいない感じが全然しなくって本当に嬉しいです。 竹内:きっと永遠にそばにいますよね。 * 竹内まりやさんは、2025年4月から全国アリーナツアー「souvenir2025 mariya takeuchi live」が開催! 詳細は竹内さんの公式Webサイトをご確認ください。 10/23(水)は「TOKYO FM竹内まりやスペシャルワンデー」を実施! 竹内さんが、TOKYO FMのワイド番組「ONE MORNING」(コメント出演)、「Blue Ocean」、「ディアフレンズ」、「All-TIME BEST」(コメント出演)、「山崎怜奈の誰かに話したかったこと。」、「THE TRAD」、「Skyrocket Company」の7番組にゲスト出演しました。 (TOKYO FM「ディアフレンズ」2024年10月23日(水)放送より)