春の高校バレーが開幕 「3年間の思い表現」「平和に感謝」と宣誓
「ジャパネット杯 春の高校バレー」として行われる第77回全日本バレーボール高等学校選手権大会(産経新聞社など主催)は5日、東京都渋谷区の東京体育館で開幕し、男女1回戦を実施。開会式では女子・習志野(千葉)の仲村羽乃花主将(3年)が「バレーと本気で向き合ってきた日常、希望と覚悟を胸に、3年間の思いを笑顔と感動という形で表現する」、男子・鎮西学院(長崎)の山本澪主将(3年)が「生まれ育った長崎県に原子爆弾が投下されてから今年で80年。当たり前のように平和で過ごせていることに感謝し、正々堂々と全力で戦う」と選手宣誓を行った。 【トーナメント表】第77回春高バレーの男女別組み合わせ 開会式を終えた山本は「緊張していたが、いざやるとなったら言いたいことをしっかり言えた」と納得の表情。宣誓に原爆投下から80年を迎えることを盛り込んだ理由については「長崎は平和に対して強い意識を持っている県。それは伝えたかった」と述べ、すがすがしい表情で北海道科学大高との1回戦に備えた。