【過去にもあった】台湾地震で津波注意報 多発地帯…観測で“日本と共通点” 「緊急地震速報」や「10段階の地震階級」
■テレビ画面に「地震情報」 日本を参考に?
台湾では、2016年から緊急地震速報にあたるものが、テレビに流れるようになっていて、実用化されているといいます。 日本の気象庁にあたる台湾の「中央気象局」によりますと、地震の情報を自治体やメディアに送ったり、テレビ番組の画面に挿入したりという取り組みは、日本の地震防災の取り組みを参考にしているそうです。
■台湾の9月21日は「防災の日」
台湾では、スマートフォンに地震や津波情報が届きます。 毎年9月21日を「防災の日」としていて、2022年は地震と津波の警報を携帯電話に送信する試験を実施したそうです。
■震度「0」~震度「7」まで10階級
▼台湾の震度階級は震度「0級」から「5弱」「6強」など「7級」まで10階級で設定されています。これは日本の気象庁の震度階級とほぼ同じです。日本の震度階級を取り入れたとも言われています。 ▼台湾の震度階級表には震度と、それによってどのような被害や災害がおこるのか解説が書かれています。 「震度5強」では「ほとんどすべての人がパニックに」。家の中の状況は「家具が動く転倒する」屋外の状況は「建物の壁の一部がはがれる」、「山岳地帯で落石」などと説明されています。 海外でおきた地震であっても場合によっては、日本に津波の影響が出る可能性があります。海外でおきた地震だからと安心せずに、最新の情報を確認してください。