邪馬台国時代の石棺墓「最後の公開」保存のため埋め戻し 吉野ヶ里遺跡
RKB毎日放送
吉野ヶ里遺跡の「謎のエリア」で去年発見された石棺墓(せっかんぼ)が保存のため埋め戻されるのを前に最後の特別公開が行なわれています。 【写真で見る】邪馬台国時代の有力者の墓とみられている石棺墓 ■「20年あるいはもっと先まで見られない」 佐賀県の国指定特別史跡「吉野ヶ里遺跡」では3日から石棺墓の特別公開が始まり、全国各地から多くの人が訪れています。 去年4月に見つかり内部が赤く塗られていたことなどから邪馬台国時代の有力者の墓とみられている石棺墓。 保存のために今後、地中に埋め戻されることになっています。 Q吉野ヶ里遺跡には何を目的に? 福岡市から来た男性「これです。石棺墓。もう二度と見れないということで、朝早くから来ました」 大阪から来た高校生「見られなくなるのは悲しいですけど、歴史を保存しておくには必要なのかなぁと思います」 佐賀県文化課・細川金也 副室長「劣化を防ぐために、また再び地中に埋め戻す形になっていきます。今後10年20年あるいはもっと先までご覧になれませんので、ぜひこの機会に見ていただきたい」 石棺墓の特別公開は6日までで期間中は出土した土器を洗う体験会も開かれていて、5月末までは発掘現場の一般公開が行なわれます。
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