いすゞ新型「7人乗りSUV」登場! スポーティ&タフな本格派「MU-X」の魅力とは! 人気の理由を「生産国」タイから解説!
D-MAXやMU-Xがタイで人気となる理由
タイではクルマ大好きな人が多く、日本車はもちろん、多種多様なクルマが街を走っています。 超高級車であるはずのトヨタ「アルファード」もバンバン走っているのですが、そんなタイではピックアップトラックやPPVの人気が非常に高いそうです。 なぜD-MAXやMU-Xがタイで人気なのか、現地在住邦人O氏に詳しく聞いてみました。
「首都バンコクでは鉄道網はかなり整備されましたが、それ以外の都市ではクルマが交通手段のメインです。 またクルマは贅沢品となり、乗用車は20~30%もの高い税金がかけられるのですが、ピックアップトラックは商用になるので3%の税率で済みます。 この優遇措置があるため、常用感覚で乗れるピックアップトラックの需要が高いのです」 乗用車感覚で乗れるピックアップトラックやPPVなら、タクシー代わりに使えるライドシェア「Grab」のドライバーとして副業で稼ぐこともできるのも、人気の理由のひとつなのだといいます。 加えて、タイのほとんどが亜熱帯地方で雨季には大量の雨も降りますし、その影響で荒れた路面も多いく、とにかくタフで壊れない、車高が高いクルマが好まれる傾向にあるのです。 また、輸入車は関税率が200%もかかるため、タイでは現地生産車を購入するのが一般的とのこと。 そうなると自ずと、タイで生産されるピックアップやPPVが人気になることから、D-MAXやMU-Xが支持されるというわけです。 ちなみに、三菱がタイで生産するピックアップトラック「トライトン」も、同様の理由で現地の人たちから愛用されています。 ※ ※ ※ MU-Xが人気の理由はいろいろありますが、「単純にカッコいい」というのも大きな要素だとO氏はいいます。 しかも、いすゞ製のクルマですから国産車と同じ信頼性があるのもポイント。 SUVがブームとなり、アウトドア志向が強まっている現在の日本でもしもMU-Xが導入されたら、かなりの人気モデルになるのではないでしょうか。
くるまのニュースライター 金田ケイスケ